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蒲郡で地域猫セミナー

地域猫に関するパネルディスカッション=蒲郡市民会館で
地域猫に関するパネルディスカッション=蒲郡市民会館で

 「地域猫セミナー2023」が16日、蒲郡市民会館で開かれた。「愛知地域猫実行委員会」主催、県内19のボランティア団体の共催。約60人が参加した。
 5回目の開催。実行委員長で「おおぶ地域ねこの会」の植木祐子会長が「東三河でも地域の問題として考えてほしい」と開会を宣言した。地元の鈴木寿明市長が「先進的な取り組みを共有することで、ボランティアと地域が協力して猫に関する問題を解決したい」とあいさつ。今枝宗一郎衆院議員、豊橋市の浅井由崇市長、豊川市の竹本幸夫市長がメッセージを寄せた。
 東京都練馬区役所職員で猫と人間の共存をライフワークとして活動する石森信雄さんが「市民の力で野良猫トラブル解決」と題して講演した。保健所職員時代に地域猫活動を普及させ、現在も地域猫アドバイザーとして各地で講演を続ける。その豊富な経験に基づき、地域猫活動の意義、進め方を詳細に説明した。
 地域には2割の猫好きと2割の猫嫌いと6割の無関心層がいる「226」の法則を紹介。地域猫活動を始めるにあたり、配布するチラシに「人と猫の共生するまちにしましょう」と書くのはNGだという。「まず猫の害を受けている猫嫌いの人を味方につけることがコツ」と説明した。また、猫を手術した後の餌の正しいやり方が成否を分けると話した。
 最後に「まず、猫好きが猫のために変わらなければならない。地域猫活動が成功すれば、結果的に猫の幸せにつながる。そうでない人は、野良猫を減らすために何をすべきかを合理的に考えて協力しよう」と呼び掛けた。
 続いてのパネルディスカッションで、石森さん、元大府市職員の久野幸裕さん、豊川市の「前山ネコの会」代表の上田法香さん、日進市の「にっしん地域猫の会」代表の伊藤日奈子さんが登壇した。猫に関する苦情の現状と対策、活動について具体例を交えて報告した。
【山田一晶】

 「地域猫セミナー2023」が16日、蒲郡市民会館で開かれた。「愛知地域猫実行委員会」主催、県内19のボランティア団体の共催。約60人が参加した。
 5回目の開催。実行委員長で「おおぶ地域ねこの会」の植木祐子会長が「東三河でも地域の問題として考えてほしい」と開会を宣言した。地元の鈴木寿明市長が「先進的な取り組みを共有することで、ボランティアと地域が協力して猫に関する問題を解決したい」とあいさつ。今枝宗一郎衆院議員、豊橋市の浅井由崇市長、豊川市の竹本幸夫市長がメッセージを寄せた。
 東京都練馬区役所職員で猫と人間の共存をライフワークとして活動する石森信雄さんが「市民の力で野良猫トラブル解決」と題して講演した。保健所職員時代に地域猫活動を普及させ、現在も地域猫アドバイザーとして各地で講演を続ける。その豊富な経験に基づき、地域猫活動の意義、進め方を詳細に説明した。
 地域には2割の猫好きと2割の猫嫌いと6割の無関心層がいる「226」の法則を紹介。地域猫活動を始めるにあたり、配布するチラシに「人と猫の共生するまちにしましょう」と書くのはNGだという。「まず猫の害を受けている猫嫌いの人を味方につけることがコツ」と説明した。また、猫を手術した後の餌の正しいやり方が成否を分けると話した。
 最後に「まず、猫好きが猫のために変わらなければならない。地域猫活動が成功すれば、結果的に猫の幸せにつながる。そうでない人は、野良猫を減らすために何をすべきかを合理的に考えて協力しよう」と呼び掛けた。
 続いてのパネルディスカッションで、石森さん、元大府市職員の久野幸裕さん、豊川市の「前山ネコの会」代表の上田法香さん、日進市の「にっしん地域猫の会」代表の伊藤日奈子さんが登壇した。猫に関する苦情の現状と対策、活動について具体例を交えて報告した。
【山田一晶】

地域猫に関するパネルディスカッション=蒲郡市民会館で
地域猫に関するパネルディスカッション=蒲郡市民会館で

カテゴリー:社会・経済

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