豊川市がトップアスリートふれあい交流事業テニス教室

　豊川市は16日、「オーエスジードリームコート豊川」で、トップアスリートふれあい交流事業のテニス教室を開いた。車いすテニスプレーヤーの小田凱人さんと諸石光照さん、高校生プロの松田鈴子さんが講師を務め、市内の小中学生36人を指導した。
　市制施行80周年記念事業の一つ。東海理化が協力した。小田さんは車いすテニスの世界ランキング１位で今年の全仏と全英で優勝した。諸石さんは東京パラリンピック２０２０のダブルスで銅メダルを獲得した。松田さんは第37回テニス日本リーグで最優秀新人賞に輝き、将来が期待されている。
　教室では、車いすテニスを体験したほか、硬式テニスのフォア、バックの打ち方などを学んだ。小田さんが動きを交えながら、ラケットの振り方を指導する場面もあった。車いすテニスを体験した子どもは「別のスポーツでした。車いすの操作が面白かった」と話していた。
　市はトップアスリートとの交流を通じてスポーツ振興につなげようと、定期的に事業をしている。
【竹下貴信】