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ロボカップアジアパシフィック大会で優勝

トロフィーと出場したロボットを持つ加藤さんと石川さん、高橋さん、野木森さん(左から)=海陽中等教育学校で
トロフィーと出場したロボットを持つ加藤さんと石川さん、高橋さん、野木森さん(左から)=海陽中等教育学校で
トラブルもあったが、冷静に乗り切った4人(提供)
トラブルもあったが、冷静に乗り切った4人(提供)

サッカー部門で蒲郡の海陽中等教育学校ロボット部

 蒲郡市の海陽中等教育学校ロボット部が、今月5~9日に韓国・平昌で開かれた自律型ロボットによる国際大会「ロボカップアジアパシフィック大会2023」サッカー部門ライトウェイトで優勝した。
 出場したのは、部長の高橋浩賢さん(5年)▽ハードウェア担当の石川立宮さん(4年)と加藤大河さん(同)▽カメラ、ソフトウェア担当の野木森悠さん(同)-の4人。
 ロボカップは、ロボット工学と人工知能が融合する自律型ロボットの研究と教育の深化を目的とした学生らによる大会。アジアパシフィック大会は、ロボカップ競技者の裾野を広げることを目的に、2017年に始まった。21年には常滑市の県国際展示場で開かれ、同校はサッカー部門で優勝している。
 今回のロボットは設計や組み立て、システム構築などすべて一から仕上げた。代々先輩から作り方を学んできた。4人は部室の3Dプリンターでフレームを作った。はんだで基盤の電子部品に接合し、素早くシュートを打てるよう工夫されている。軽量化なども考えながら作り上げた。システムが完璧に作動するようにプログラムを何度も見直した。
 大会はイランや韓国、中国、台湾、クロアチア、エジプト、オーストラリアのチームが出場した。10分ハーフでトーナメント方式。守備役と攻撃役のロボット2台で試合する。同部は相手チームやサポーターの声援にひるまずに勝ち続け、決勝で韓国と対戦した。ロボットがボールを認識できなかったり、タイヤが外れたりするトラブルに見舞われたが、4人は冷静に運営側にボールの変更を求めたほか、機体を速やかに修理して対応。9-4で降した。また、ロボットの性能や設計が優れているとして表彰された。
 4人は「優勝できたことはうれしい」と笑顔。「日本の技術力が改めてすごいことに気付いた。世界大会より専門学校が多く出場する国内大会で優勝する方が難しい。先輩の技術を受け継ぎながらいつか国内で1位を取りたい」と話した。
【林大二朗】

サッカー部門で蒲郡の海陽中等教育学校ロボット部

 蒲郡市の海陽中等教育学校ロボット部が、今月5~9日に韓国・平昌で開かれた自律型ロボットによる国際大会「ロボカップアジアパシフィック大会2023」サッカー部門ライトウェイトで優勝した。
 出場したのは、部長の高橋浩賢さん(5年)▽ハードウェア担当の石川立宮さん(4年)と加藤大河さん(同)▽カメラ、ソフトウェア担当の野木森悠さん(同)-の4人。
 ロボカップは、ロボット工学と人工知能が融合する自律型ロボットの研究と教育の深化を目的とした学生らによる大会。アジアパシフィック大会は、ロボカップ競技者の裾野を広げることを目的に、2017年に始まった。21年には常滑市の県国際展示場で開かれ、同校はサッカー部門で優勝している。
 今回のロボットは設計や組み立て、システム構築などすべて一から仕上げた。代々先輩から作り方を学んできた。4人は部室の3Dプリンターでフレームを作った。はんだで基盤の電子部品に接合し、素早くシュートを打てるよう工夫されている。軽量化なども考えながら作り上げた。システムが完璧に作動するようにプログラムを何度も見直した。
 大会はイランや韓国、中国、台湾、クロアチア、エジプト、オーストラリアのチームが出場した。10分ハーフでトーナメント方式。守備役と攻撃役のロボット2台で試合する。同部は相手チームやサポーターの声援にひるまずに勝ち続け、決勝で韓国と対戦した。ロボットがボールを認識できなかったり、タイヤが外れたりするトラブルに見舞われたが、4人は冷静に運営側にボールの変更を求めたほか、機体を速やかに修理して対応。9-4で降した。また、ロボットの性能や設計が優れているとして表彰された。
 4人は「優勝できたことはうれしい」と笑顔。「日本の技術力が改めてすごいことに気付いた。世界大会より専門学校が多く出場する国内大会で優勝する方が難しい。先輩の技術を受け継ぎながらいつか国内で1位を取りたい」と話した。
【林大二朗】

トロフィーと出場したロボットを持つ加藤さんと石川さん、高橋さん、野木森さん(左から)=海陽中等教育学校で
トロフィーと出場したロボットを持つ加藤さんと石川さん、高橋さん、野木森さん(左から)=海陽中等教育学校で
トラブルもあったが、冷静に乗り切った4人(提供)
トラブルもあったが、冷静に乗り切った4人(提供)

カテゴリー:社会・経済

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