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「奥三河へ外国人観光客を」新城でシンポ

意見を述べるパネリストら=新城文化会館で
意見を述べるパネリストら=新城文化会館で

 「奥三河の外国人観光客おもてなしシンポジウム」が22日夜、新城市下川の「新城文化会館」が開かれた。県新城設楽振興事務所主催。
 奥三河観光協議会との連携事業の一環。インバウンド(訪日外国人旅行者)を増やそうと企画した。
 愛知万博以降、サウジアラビアと交流を続ける豊根村の旅館業石田三千枝さんは食生活や祈りなど宗教に合わせた対応が、日本国内で働くイスラム諸国出身者の宿泊に生かせたことを紹介。「母国の習慣や言語など対応力が求められる」と述べた。
 戸田工務店取締役の戸田幸志さんは4月に民家サミットを県民の森で開き、建築に興味がある外国人約450人が訪れたことから「日本国内で同じような戦略を立てても集まらない。ターゲットを絞る必要がある」と語った。湯谷温泉「はづ」の加藤直詳さんは「インバウンドに関東や関西は消費する場だと思われている。本当の日本の姿を見ないでいる」と分析し、「湯谷温泉で毎年2月に開く花祭で英語ガイドができるよう準備している」と述べた。
 観光商品開発を進める新城市地域おこし協力隊のボールソン祐子さんはタクシーやバスなど二次交通だけでなくレンタカーも少ない現状から「試行錯誤を続けて課題整理が必要」と説いた。
 アドバイザーの県情報通信政策推進監の中谷純之さんは「食と文化、自然、季節感の4要素がそろっているのが奥三河。どう戦略を立てていくのかが大事になる」と述べた。
【安藤聡】

 「奥三河の外国人観光客おもてなしシンポジウム」が22日夜、新城市下川の「新城文化会館」が開かれた。県新城設楽振興事務所主催。
 奥三河観光協議会との連携事業の一環。インバウンド(訪日外国人旅行者)を増やそうと企画した。
 愛知万博以降、サウジアラビアと交流を続ける豊根村の旅館業石田三千枝さんは食生活や祈りなど宗教に合わせた対応が、日本国内で働くイスラム諸国出身者の宿泊に生かせたことを紹介。「母国の習慣や言語など対応力が求められる」と述べた。
 戸田工務店取締役の戸田幸志さんは4月に民家サミットを県民の森で開き、建築に興味がある外国人約450人が訪れたことから「日本国内で同じような戦略を立てても集まらない。ターゲットを絞る必要がある」と語った。湯谷温泉「はづ」の加藤直詳さんは「インバウンドに関東や関西は消費する場だと思われている。本当の日本の姿を見ないでいる」と分析し、「湯谷温泉で毎年2月に開く花祭で英語ガイドができるよう準備している」と述べた。
 観光商品開発を進める新城市地域おこし協力隊のボールソン祐子さんはタクシーやバスなど二次交通だけでなくレンタカーも少ない現状から「試行錯誤を続けて課題整理が必要」と説いた。
 アドバイザーの県情報通信政策推進監の中谷純之さんは「食と文化、自然、季節感の4要素がそろっているのが奥三河。どう戦略を立てていくのかが大事になる」と述べた。
【安藤聡】

意見を述べるパネリストら=新城文化会館で
意見を述べるパネリストら=新城文化会館で

カテゴリー:社会・経済

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