東三河4金融機関で仕事始め

　４日、東三河に本部のある金融機関で、理事長らが仕事始めのあいさつをした。

蒲郡信金

　蒲郡信用金庫は、本部役員と本店営業部幹部らが敷地内の蒲信神社で新年の参拝後、新年交礼会を開いた。竹田知史理事長は約２００人を前にあいさつした。
　昨今の世界情勢を振り返りつつ、国内は資源価格の高騰で家計の負担は増加していること、一方で昨年11月には日経平均株価が30年ぶりにバブル期以来の最高値をつけるなどの動きもあることから、家計の購買力も向上するとの見通しを示した。そのうえで顧客の課題解決に貢献するため、創業理念「愛郷の心」「堅実経営」を肝に銘じ、地域社会の持続的な発展に尽力したいと述べた。

豊橋信金

　豊橋信用金庫は全店舗で仕事始め式に臨んだ。本店で山口進理事長が年頭のあいさつをした。
　緩やかに社会経済活動が回復する一方、物価高や人出不足の影響などにより、依然として厳しい状況に置かれている事業者も数多くいると指摘。その中で事業者支援の一層の推進と、経営基盤の強化に取り組んでいると述べた。また昨年９月末に、長年の夢だった預金量１兆円を達成したとして「これからは規模に見合った組織体制の構築を図る。「皆さんと一緒に、明るく、元気よく、堅実で健全な金庫運営にまい進していく」と呼び掛けた。

豊川信金

　豊川信用金庫は、本店で仕事始め式で、真田光彦理事長が年頭のあいさつをした。
　冒頭、能登半島地震の被災者にお見舞いの言葉を述べた。そして、地域シェアを維持拡大しながら預積金や融資を安定的に増加させ、地域社会の発展に貢献するため、「地域に密着した課題解決型金融」をこれまで以上に突き詰めて深堀していくことが重要と指摘。①自己啓発に努めて常に自分自身をブラッシュアップさせる②お客さまのもとへ通いお客さまのことをよく理解する―の２点に努めるよう求めた。

豊橋商工信組

　豊橋商工信用組合はオンラインで全店一斉の拝賀式をした。中村勝彦理事長が能登半島地震の被災者に見舞いの言葉を述べた後、新年の抱負を語った。
　職員に対し「十干十二支でいうと、41番目にあたる『甲辰(きのえたつ)』。甲は十干の始まりで、生命や物事の始まりを、辰は草木が伸長し、形が整い、活気にあふれている様子を表す。今年は、個人個人が持てる力を存分に発揮し、まさしく龍のごとく、活気あふれる組合となるよう心から祈念申し上げます」と語り掛けた。
【山田一晶】