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豊橋で鉛筆画家・藤田さんの個展

個展を開いた藤田さん=アートエイジギャラリーで
個展を開いた藤田さん=アートエイジギャラリーで

 豊橋市向山西町の「アートエイジギャラリー」で静岡市の鉛筆画家、藤田明さんの個展「Overdrive Ⅻ」が開かれている。鉛筆のみで作り上げる独創的な作品を紹介する。28日まで。
 1967年、宮崎生まれ。20年以上前から黒鉛筆や黒鉛ベースの画材、こだわりの用紙を使う鉛筆画制作に力を入れ、県内外で発表を続ける。国内外の鉛筆や黒鉛粉の液などを無作為に紙に置き、偶然できた模様から作品を生み出す。今回は新たにシャープペンシルでの作品にも挑戦した。
 昨年手掛けた作品と、静岡新聞で2年半にわたり連載された故三木卓氏のエッセー「鎌倉だより」の挿絵を展示している。水彩鉛筆を削った粉をスポンジやスパチュラなどを使って描いた抽象作品や、シャープペンシルで丁寧に奥行きと光を描写した「朝の光」、世界情勢などを念頭にモビール風のものを描いた「静寂と調和」、古代レリーフをイメージしながら表現する魚や花、鉛筆の粉を塗り込み、消しながら模様を作り上げた作品などが並ぶ。どれも鉛筆の新たな可能性を追求する中から生まれた作品だ。
 会場には自身セレクトした音楽を流し、会場全体で独特の世界観を演出している。
【田中博子】

 豊橋市向山西町の「アートエイジギャラリー」で静岡市の鉛筆画家、藤田明さんの個展「Overdrive Ⅻ」が開かれている。鉛筆のみで作り上げる独創的な作品を紹介する。28日まで。
 1967年、宮崎生まれ。20年以上前から黒鉛筆や黒鉛ベースの画材、こだわりの用紙を使う鉛筆画制作に力を入れ、県内外で発表を続ける。国内外の鉛筆や黒鉛粉の液などを無作為に紙に置き、偶然できた模様から作品を生み出す。今回は新たにシャープペンシルでの作品にも挑戦した。
 昨年手掛けた作品と、静岡新聞で2年半にわたり連載された故三木卓氏のエッセー「鎌倉だより」の挿絵を展示している。水彩鉛筆を削った粉をスポンジやスパチュラなどを使って描いた抽象作品や、シャープペンシルで丁寧に奥行きと光を描写した「朝の光」、世界情勢などを念頭にモビール風のものを描いた「静寂と調和」、古代レリーフをイメージしながら表現する魚や花、鉛筆の粉を塗り込み、消しながら模様を作り上げた作品などが並ぶ。どれも鉛筆の新たな可能性を追求する中から生まれた作品だ。
 会場には自身セレクトした音楽を流し、会場全体で独特の世界観を演出している。
【田中博子】

個展を開いた藤田さん=アートエイジギャラリーで
個展を開いた藤田さん=アートエイジギャラリーで

カテゴリー:社会・経済 / 芸能・文化

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