ニューキャッスル・アライアンス会議の報告会

　昨年10月にチェコであった第12回「ニューキャッスル・アライアンス会議」に参加した市民代表の３人の報告会が20日、新城市役所であった。　
　新城市が世界各地に呼び掛け、１９９８年度から２年に一度、加盟都市で会合を続けている。15カ国17都市で組織する。英国ニューカッスル・アポン・タイン市に事務局がある。今回の会議は新型コロナウイルス禍で５年ぶりの開催。23年10月12～17日にチェコの「ノベ・フラディ」であった。
　高校２年の山下優輝さんはユース会議に参加した。「同年代の人がまちづくりに積極的に意見を出していたのが印象に残った。大学では世界の貧困や紛争問題を研究したい。海運関係の仕事に就きたい」と話した。
　大学生の渡邉里奈さんは「同盟している街同士で盛り上げていく姿勢を感じた。滞在は５日間だったけれど帰国後も連絡を取り合っている。英語の教員として次の世代の育成に努めたい」と述べた。教員の今泉太希さんは「滞在中、オンライン授業をした。新城とチェコの生徒同士で交流を続けている」と報告した。
　次回は25年にラトビアの「ヤンピルス」で開催する。「教育」「高齢者にやさしいまち」がテーマ。
【安藤聡】