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6月豪雨の災害検証報告書を豊川市作成

作成した大雨災害検証報告書=豊川市防災センターで
作成した大雨災害検証報告書=豊川市防災センターで
冠水した国道1号(昨年6月3日撮影)
冠水した国道1号(昨年6月3日撮影)

 豊川市は、昨年6月にあった大雨災害の検証報告書(A4判47㌻)をまとめた。災害の全体像を写真入りで記録し、課題を明記した。
 市役所各部署や関係機関の今後の参考にしてもらう。市内の被害は住宅が全壊2棟、床上浸水273棟、床下浸水276棟だった。水没による車両被害は1493台で、うち廃車は1192台、修理は301台にのぼった。
 河川の越水は音羽川、佐奈川など17河川で、道路被害はのり面崩壊、陥没、土砂流入が計145カ所あった。通行止めは33カ所。また農業被害は施設、作物の合計で16億4442万円となった。最大避難者は553人だったが、けが人など人的な被害はなかった。
 課題も詳しく掲載した。災害対策本部、避難所、国・県・近隣市町村との連携、情報伝達など18項目に分けた。具体的には「各課が収集した情報を災害対策本部で一元化できず、リアルタイムで被害状況を把握できなかった」「被害が発生し始めた頃から問い合わせが多くなり、電話対応に時間がかかり、情報の発信が遅れた」「緊急時体制の役割に対する認識が一部職員で不足していた」などがあがった。
 市のサイトから閲覧できるほか、印刷したものを防災センターで無料配布している。問い合わせは危機管理課(0533・89・2194)へ。
【竹下貴信】

 豊川市は、昨年6月にあった大雨災害の検証報告書(A4判47㌻)をまとめた。災害の全体像を写真入りで記録し、課題を明記した。
 市役所各部署や関係機関の今後の参考にしてもらう。市内の被害は住宅が全壊2棟、床上浸水273棟、床下浸水276棟だった。水没による車両被害は1493台で、うち廃車は1192台、修理は301台にのぼった。
 河川の越水は音羽川、佐奈川など17河川で、道路被害はのり面崩壊、陥没、土砂流入が計145カ所あった。通行止めは33カ所。また農業被害は施設、作物の合計で16億4442万円となった。最大避難者は553人だったが、けが人など人的な被害はなかった。
 課題も詳しく掲載した。災害対策本部、避難所、国・県・近隣市町村との連携、情報伝達など18項目に分けた。具体的には「各課が収集した情報を災害対策本部で一元化できず、リアルタイムで被害状況を把握できなかった」「被害が発生し始めた頃から問い合わせが多くなり、電話対応に時間がかかり、情報の発信が遅れた」「緊急時体制の役割に対する認識が一部職員で不足していた」などがあがった。
 市のサイトから閲覧できるほか、印刷したものを防災センターで無料配布している。問い合わせは危機管理課(0533・89・2194)へ。
【竹下貴信】

作成した大雨災害検証報告書=豊川市防災センターで
作成した大雨災害検証報告書=豊川市防災センターで
冠水した国道1号(昨年6月3日撮影)
冠水した国道1号(昨年6月3日撮影)

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

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