新城市女性議会で4人登壇 医療や農業の課題問う

　新城市女性議会が24日、市議会議場であった。山田友紀子さん、木下かつ子さん、望月安子さん、夏目良枝さんの４人が登壇した。議長は昨年の女性議会議員木野田星良さんが務めた。
　市外の公立病院看護師の山田さんは医療の充実について質問した。市民病院で重篤患者を受け入れる体制づくりについて柴田和幸経営管理部長は「専門診療科に複数の常勤医師や医療技士が必要になる。引き続き医師確保に努める」と述べた。
　遊休農地や耕作放棄地が増えている現状について木下さんが質問した。下江洋行市長は「今後、守るべき農地を区分けしていくことが必要。将来を見据えて農業を誰が担っていくのかを農協と市と住民で考えたい」と述べた。
　男女協同参画団体メンバーの望月さんは、中学生の制服について質問。市教育委員会は市内全６中学校で２０２５年度から女子生徒もズボン着用可能とする新しい制服を導入する方針を掲げており、安形博教育長は「スカートをはくことに抵抗感を持っていた生徒もいた。学校の特色を出したいという声が多ければ、バッジを変えるなども検討していく」と説明した。
　こども園保護者会の夏目さんは長期休暇期間中の児童クラブで、クラブ側が昼食を提供できるのか質問した。城所克巳健康福祉部長は「保護者側で弁当を取りまとめてもらうことや、アレルギーなど安全面や衛生面への配慮など可能性について研究したい」と述べた。
【安藤聡】