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奥三河4市町村長が新春懇談会

登壇した4市町村長=新城市商工会館で
登壇した4市町村長=新城市商工会館で
奥三河星座論について講演する藤田名誉教授
奥三河星座論について講演する藤田名誉教授

 奥三河4市町村長が意見交換する新春懇談会が15日夕、新城市商工会館であった。新城市の下江洋行市長、設楽町の土屋浩町長、東栄町の村上孝治町長、伊藤浩亘村長が参加した。
 テーマは「2024奥三河星座論」。愛知大学名誉教授の藤田佳久氏が1990年に提唱した。空から見下ろした奥三河の陸地を空に見立て、建物などの明かりや史跡の位置をつないで星座と見立てるまちづくり論だ。30年以上経過し、今後の取り組みを考えることにした。
 下江市長は、開館60周年を迎えた鳳来寺山自然科学博物館を核に奥三河や東三河の資料館をつないだ新たな展開を模索することを挙げた。土屋町長は25年にオリエンテーリングのアジアジュニアユース大会と町制20周年大会を開催する計画を披露した。村上町長は、観光まちづくり協会の新たな拠点オープンと町営バス路線整備で、伊藤村長は田んぼオーナー事業者支援やキャンプ場整備で交流促進を図っていくとした。
 広域展開について、伊藤村長は茶臼山高原を核とする観光施策のために長野県との連携した周遊プランづくりを、村上町長は近隣自治体と定住自立圏を形成し、医療や産業など各種活動を補完し合う必要性を説いた。土屋町長はエネルギーの地産地消を考え、市町村共同で電力などの事業立ち上げを提案した。
 下江市長は、市内のボランティアガイドや歴史愛好家が共同で研修会を続けていることから「北設楽郡にも広げていきたい」と述べた。
 藤田名誉教授は「星座論」について空き家や文化財、学校、商店など13項目で調査してランク付けしたり、景観別に分類したりして街道沿いに居住地や観光地、事業所が配置されていることを説明。「自治体で意識を共有して創造力を働かせることが大事だ」とアドバイスした。
【安藤聡】

 奥三河4市町村長が意見交換する新春懇談会が15日夕、新城市商工会館であった。新城市の下江洋行市長、設楽町の土屋浩町長、東栄町の村上孝治町長、伊藤浩亘村長が参加した。
 テーマは「2024奥三河星座論」。愛知大学名誉教授の藤田佳久氏が1990年に提唱した。空から見下ろした奥三河の陸地を空に見立て、建物などの明かりや史跡の位置をつないで星座と見立てるまちづくり論だ。30年以上経過し、今後の取り組みを考えることにした。
 下江市長は、開館60周年を迎えた鳳来寺山自然科学博物館を核に奥三河や東三河の資料館をつないだ新たな展開を模索することを挙げた。土屋町長は25年にオリエンテーリングのアジアジュニアユース大会と町制20周年大会を開催する計画を披露した。村上町長は、観光まちづくり協会の新たな拠点オープンと町営バス路線整備で、伊藤村長は田んぼオーナー事業者支援やキャンプ場整備で交流促進を図っていくとした。
 広域展開について、伊藤村長は茶臼山高原を核とする観光施策のために長野県との連携した周遊プランづくりを、村上町長は近隣自治体と定住自立圏を形成し、医療や産業など各種活動を補完し合う必要性を説いた。土屋町長はエネルギーの地産地消を考え、市町村共同で電力などの事業立ち上げを提案した。
 下江市長は、市内のボランティアガイドや歴史愛好家が共同で研修会を続けていることから「北設楽郡にも広げていきたい」と述べた。
 藤田名誉教授は「星座論」について空き家や文化財、学校、商店など13項目で調査してランク付けしたり、景観別に分類したりして街道沿いに居住地や観光地、事業所が配置されていることを説明。「自治体で意識を共有して創造力を働かせることが大事だ」とアドバイスした。
【安藤聡】

登壇した4市町村長=新城市商工会館で
登壇した4市町村長=新城市商工会館で
奥三河星座論について講演する藤田名誉教授
奥三河星座論について講演する藤田名誉教授

カテゴリー:社会・経済

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