豊橋でオーテック60周年記念式典と祝賀会盛大に

　ＬＰガス、カーライフサポート、建設、産業用エネルギーなどの分野を手掛ける「オーテック」（豊橋市神野新田町、彦坂彰一社長）は６日、ホテルアソシア豊橋で創業６０周年の記念式典と祝賀会を開き、６０年の節目を祝い、さらなる躍進を誓った。
　彦坂社長は「創業以来の企業の文化、風土、精神を６０年の節目に検証し、これからの時代にふさわしい会社として邁（まい）進していきたい。会社の理念『街の酸素になりたい』に沿って、社会に必要な会社としてこれからも社業を発展させていきたい」とあいさつ。
　また創業者で同社相談役の彦坂守氏は「一生かけて達成する夢を持ち、会社を育ててきました。経営では常に勉強し、即断即決を心掛けてきました」と６０年を振り返り、「今日は３００人もの皆さんに集まっていただき、とても感謝している」と述べた。
　来賓祝辞で大村秀章愛知県知事、衆議院議員の根本幸典氏、鈴木克昌氏、今枝宗一郎氏、ヤマサちくわの佐藤元英社長、岩谷産業の谷本光博社長、太陽石油の岡豊社長、愛知県ＬＰガス協会の後藤庄樹会長が、お祝いの言葉を述べた。また佐原光一豊橋市長、元衆議院議員の山本明彦氏、豊橋商工会議所の神野吾郎会頭も祝辞を述べた。
　地域の皆さんに会社を育てていただいた感謝にと、愛知県へ１０００万円、豊橋市へ１０００万円、豊川市、蒲郡市、新城市、田原市へ各３００万円をそれぞれ寄付した。
　永年勤続者表彰では５０年勤続した、大竹嘉巳さん、鈴木修一郎さんを表彰した。蒲郡信用金庫の竹田知史理事長の中締めで幕を閉じた。
　同社は１９５７（昭和３２）年に、豊橋市小池町で「彦坂商店」として始めた薪炭業がスタート。その後、事業領域を拡大し、現在はＬＰガス、カーライフサポート、建設、産業用エネルギーを中心に据え、「街の酸素になりたい」の統一理念のもと、地域社会に不可欠な存在の企業として活動している。
（竹下貴信）