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豊鉄が1年間、100周年事業展開へ

100周年記念のラッピング車両デザイン(提供)
100周年記念のラッピング車両デザイン(提供)
全国でも数少ない路面電車の市内線(ほっトラム)
全国でも数少ない路面電車の市内線(ほっトラム)

式典や感謝祭続々、電車など往年のデザイン復刻も

 豊橋鉄道は21日、設立100周年記念事業を発表した。利用客への感謝を込め「つなぐ豊鉄 はじまる未来」をテーマに掲げた。来年3月16日まで1年間、式典や公共交通をテーマにしたタウンミーティングなどを計画している。往年の電車やバスのデザインを復刻したラッピング車両も随時投入する。
 記念事業は3月15日の式典を皮切りに、式典後には市内線低床車「ほっトラム」の「創立100周年記念号」の運行を始める。
 開業当時に新造した「1形車両」のデザインを復刻した。えんじの車両に100周年の記念ロゴマークを添えて1年間運行する。渥美線は前身の開業当時の深緑、豊鉄バスは昭和30~50年代の乗合バス、平成前後の貸切バスで使ったクリーム色の車両を走らせる。
 5月25日午後1時から市公会堂で25年先の公共交通とまちづくりを考えるタウンミーティングを開く。路面電車を生かしたまちづくりに詳しい富山大学の森雅志客員教授らが講演。浅井由崇市長や豊橋鉄道の小笠原敏彦社長らを加えたパネル討論もある。
 11月末には市内線赤岩口と三河田原駅で親子向け「感謝祭」を開催。バックヤード見学や鉄道部品の販売もある。市内線で月1回の「こども無料の日」などの関連イベントも随時開く。
 小笠原敏彦社長は「利用者や行政など多くの支えで100年間、東三河で輸送事業者として成長できた。新たなスタートと位置付け、地域社会に貢献し続けたい」とコメントを寄せた。
 豊橋鉄道は1924年に「豊橋電気軌道」として開業。54年に現社名に改め、グループの名古屋鉄道から渥美線を譲り受けた。豊鉄タクシーのほか観光貸切バス、路線バスなど東三河の公共交通を担う。
【加藤広宣】

式典や感謝祭続々、電車など往年のデザイン復刻も

 豊橋鉄道は21日、設立100周年記念事業を発表した。利用客への感謝を込め「つなぐ豊鉄 はじまる未来」をテーマに掲げた。来年3月16日まで1年間、式典や公共交通をテーマにしたタウンミーティングなどを計画している。往年の電車やバスのデザインを復刻したラッピング車両も随時投入する。
 記念事業は3月15日の式典を皮切りに、式典後には市内線低床車「ほっトラム」の「創立100周年記念号」の運行を始める。
 開業当時に新造した「1形車両」のデザインを復刻した。えんじの車両に100周年の記念ロゴマークを添えて1年間運行する。渥美線は前身の開業当時の深緑、豊鉄バスは昭和30~50年代の乗合バス、平成前後の貸切バスで使ったクリーム色の車両を走らせる。
 5月25日午後1時から市公会堂で25年先の公共交通とまちづくりを考えるタウンミーティングを開く。路面電車を生かしたまちづくりに詳しい富山大学の森雅志客員教授らが講演。浅井由崇市長や豊橋鉄道の小笠原敏彦社長らを加えたパネル討論もある。
 11月末には市内線赤岩口と三河田原駅で親子向け「感謝祭」を開催。バックヤード見学や鉄道部品の販売もある。市内線で月1回の「こども無料の日」などの関連イベントも随時開く。
 小笠原敏彦社長は「利用者や行政など多くの支えで100年間、東三河で輸送事業者として成長できた。新たなスタートと位置付け、地域社会に貢献し続けたい」とコメントを寄せた。
 豊橋鉄道は1924年に「豊橋電気軌道」として開業。54年に現社名に改め、グループの名古屋鉄道から渥美線を譲り受けた。豊鉄タクシーのほか観光貸切バス、路線バスなど東三河の公共交通を担う。
【加藤広宣】

100周年記念のラッピング車両デザイン(提供)
100周年記念のラッピング車両デザイン(提供)
全国でも数少ない路面電車の市内線(ほっトラム)
全国でも数少ない路面電車の市内線(ほっトラム)

カテゴリー:社会・経済

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