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豊橋市と湖西市、一般廃棄物処理で応援協定

一般廃棄物の処理で相互応援を確認した浅井市長と影山市長㊧=豊橋市役所で
一般廃棄物の処理で相互応援を確認した浅井市長と影山市長㊧=豊橋市役所で

 豊橋市と静岡県湖西市は21日、災害時や施設の故障時などに備えた一般廃棄物の処理で、相互応援するための協定を結んだ。県境を越えた両市の連携は水道料金徴収業務などに続き3例目。豊橋市役所で締結式があり、豊橋の浅井由崇市長と湖西の影山剛士が文書を交わした。
 協定は、どちらかの自治体で自然災害や焼却炉などの故障時に、一般廃棄物を円滑に受け入れられるようにする。処理施設や機材提供のほか職員派遣でも協力する。
 昨年5月、湖西市の不燃ごみ処理施設で起きた火災を機に豊橋市へ申し入れた。12月中旬の再開まで30㌔先の浜松市へ処理を委ねた。今後は浜松市が山間地へ施設を移すこともあり、約10㌔の近場にある豊橋市との連携を求めたという。
 豊橋市は被災時には県内全市町村、施設故障時は東三河5市と域内二つの衛生組合とで協力関係にある。両市は水道料収納の効率化を図る共同委託や、県境での企業シャトルバスの住民利用で連携している。
 浅井市長は「住民には行政区域の線引きは関係ない。今後のサービス向上につなげたい」と述べた。影山市長は「昨年の火災事故の経験から、物理的に近い豊橋市との連携を検討していた」と明らかにした。
【加藤広宣】

 豊橋市と静岡県湖西市は21日、災害時や施設の故障時などに備えた一般廃棄物の処理で、相互応援するための協定を結んだ。県境を越えた両市の連携は水道料金徴収業務などに続き3例目。豊橋市役所で締結式があり、豊橋の浅井由崇市長と湖西の影山剛士が文書を交わした。
 協定は、どちらかの自治体で自然災害や焼却炉などの故障時に、一般廃棄物を円滑に受け入れられるようにする。処理施設や機材提供のほか職員派遣でも協力する。
 昨年5月、湖西市の不燃ごみ処理施設で起きた火災を機に豊橋市へ申し入れた。12月中旬の再開まで30㌔先の浜松市へ処理を委ねた。今後は浜松市が山間地へ施設を移すこともあり、約10㌔の近場にある豊橋市との連携を求めたという。
 豊橋市は被災時には県内全市町村、施設故障時は東三河5市と域内二つの衛生組合とで協力関係にある。両市は水道料収納の効率化を図る共同委託や、県境での企業シャトルバスの住民利用で連携している。
 浅井市長は「住民には行政区域の線引きは関係ない。今後のサービス向上につなげたい」と述べた。影山市長は「昨年の火災事故の経験から、物理的に近い豊橋市との連携を検討していた」と明らかにした。
【加藤広宣】

一般廃棄物の処理で相互応援を確認した浅井市長と影山市長㊧=豊橋市役所で
一般廃棄物の処理で相互応援を確認した浅井市長と影山市長㊧=豊橋市役所で

カテゴリー:政治・行政

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