豊橋の藤ノ花女子高でも巣立ちの時

　豊橋市の藤ノ花女子高校で１日、卒業式が開かれた。普通科、生活情報科、食物科の計２５５人が３年間の思い出が詰まった学校を巣立った。
　学園第132回、高校としては76回目の卒業式。新型コロナウイルスの５類移行に伴って従来の形に戻し、来賓や保護者、教職員、在校生ら計約７００人で送り出した。
　思い出の映像や箏曲演奏の後、山崎宏人校長が各科の代表生徒に卒業証書を授与した。続いて山崎校長が式辞を述べ、論語にある「過ちて改めざる、これを過ちという」を贈り、「失敗した時は謝り、二度としないように気をつけることが人の生き方としてとても大切なこと」と諭した。
　在校生代表の榎本多恵さんの送辞に続き、卒業生総代の岡本涼華さんが涙をこらえながら学習や部活動に頑張った３年間を振り返り、「巡りあったすべての人々に感謝の気持ちでいっぱいです」などと答辞を述べた。
【田中博子】