県内公立高で卒業式

新城有教館は初めて全学年が一堂に

　県内公立高校１５８校１校舎で１日、卒業式が開かれた。昨年５月に新型コロナウイルスが５類に移行してからは初の式で、各会場で大勢の出席者がそろった。
　新城市の県立新城有教館高校では卒業生１９０人と在校生４０８人が体育館に集まった。２０２１年４月の開学以来、初めて体育館に全学年が入場した。２年間は感染防止のため１～２年生は教室など別会場でライブ配信を見ていた。
　答辞で川合春花さんは「日常に自由が戻ってきて文化祭で模擬店を開き、全校生徒が楽しむことができた。皆さんで学校の伝統を築いてください」と述べた。また、席上から各クラスごと担任に向けて感謝の言葉を述べた。
　牧野美和校長は「広い視野を持ち相手を思いやる心と、常に学ぶ姿勢を持ってほしい」と卒業生にエールを送った。
　在校生や保護者らの拍手を受けながら卒業生が会場を後にした。
【安藤聡】