10日に鈴木選手が名古屋ウィメンズマラソン出場
「名古屋ウィメンズマラソン」が10日、名古屋市東区の「バンテリンドームナゴヤ」を発着点に開かれる。パリ五輪女子マラソン代表の最後の1枠を目指し、豊橋出身の鈴木亜由子選手(JP郵政G)が出場する。
五輪切符をつかむには、1月の「大阪国際女子マラソン」で前田穂南選手(天満屋)が記録した2時間18分59秒を上回る必要がある。前回大会で2時間21分52秒の自己新記録を出した相性の良いコースで、東京五輪に続く代表入りを狙う。
昨年10月の「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」では、大本命とされながら12位に終わった。降りしきる雨の中で、約20秒ぼうぜんとトラックを見つめ続けた。「どんな状況でも勝負できるスケール、強さが足りなかった」と悔しがった。「五輪代表にもう一度チャレンジしたい」。約1週間後の豊橋市役所での会見で、今大会出場を明言した。
この冬は「スピード」がテーマ。ハイペースなレース展開に対応するため、2月には「香川丸亀国際ハーフマラソン」に出場し、「マラソンより速いスピードで、どこまでペースを維持できるか」を確認した。目標の1時間9分より速い1時間8分51秒を記録し、手応えをつかんだ。
それから数週間後には米アルバカーキでの高地合宿で累計700~800㌔を走り込んだ。アップダウンの激しいコースで、最後までバテない脚をつくることを意識したという。「目標タイムを意識して質の高い練習を積めた」と話す。
前田選手が日本記録を更新し、「生半可な気持ちでは駄目。やるしかないと気持ちが固まった。設定記録を突破して日本人トップでゴールしたい」と抱負を語った。
豊川高出身の安藤友香選手(ワコール)も出場する。
家族や恩師・夏目さん応援
レース当日には、家族と高校時代の恩師の夏目輝久さんらが駆け付ける。父伸幸さんは「天候が心配。けがなく納得いく走りをしてもらいたい」。夏目さんは「彼女らしい走りに期待したい」と語った。
【北川壱暉】
「名古屋ウィメンズマラソン」が10日、名古屋市東区の「バンテリンドームナゴヤ」を発着点に開かれる。パリ五輪女子マラソン代表の最後の1枠を目指し、豊橋出身の鈴木亜由子選手(JP郵政G)が出場する。
五輪切符をつかむには、1月の「大阪国際女子マラソン」で前田穂南選手(天満屋)が記録した2時間18分59秒を上回る必要がある。前回大会で2時間21分52秒の自己新記録を出した相性の良いコースで、東京五輪に続く代表入りを狙う。
昨年10月の「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」では、大本命とされながら12位に終わった。降りしきる雨の中で、約20秒ぼうぜんとトラックを見つめ続けた。「どんな状況でも勝負できるスケール、強さが足りなかった」と悔しがった。「五輪代表にもう一度チャレンジしたい」。約1週間後の豊橋市役所での会見で、今大会出場を明言した。
この冬は「スピード」がテーマ。ハイペースなレース展開に対応するため、2月には「香川丸亀国際ハーフマラソン」に出場し、「マラソンより速いスピードで、どこまでペースを維持できるか」を確認した。目標の1時間9分より速い1時間8分51秒を記録し、手応えをつかんだ。
それから数週間後には米アルバカーキでの高地合宿で累計700~800㌔を走り込んだ。アップダウンの激しいコースで、最後までバテない脚をつくることを意識したという。「目標タイムを意識して質の高い練習を積めた」と話す。
前田選手が日本記録を更新し、「生半可な気持ちでは駄目。やるしかないと気持ちが固まった。設定記録を突破して日本人トップでゴールしたい」と抱負を語った。
豊川高出身の安藤友香選手(ワコール)も出場する。
家族や恩師・夏目さん応援
レース当日には、家族と高校時代の恩師の夏目輝久さんらが駆け付ける。父伸幸さんは「天候が心配。けがなく納得いく走りをしてもらいたい」。夏目さんは「彼女らしい走りに期待したい」と語った。
【北川壱暉】