トヨタ自田原工場社食に成章高生考案4品並ぶ

　トヨタ自動車田原工場とトヨタ生協は、県立成章高校生活文化科の生徒らが考えた料理メニューを工場内の９食堂で提供した。８日、生徒によるＰＲがあった。
　地域貢献の一環で、地元の食材を活用した新メニューを開発したいと田原市に相談。成章高校とのコラボが決まり、昨年10月から取り組みが始まった。
　開発段階からさまざまなアイデアを生徒から募集。社食についての出前事業で、働いている人の活力になる安全安心な食事についてレクチャーした。
　提供されたメニューは「渥美豚とキャベツのまろやかカレー」「渥美豚の生姜焼きのせうどん」「田原産キャベツとミニトマトのサラダ」「渥美豚のマーボー豆腐～ビビンバ風～」の４品。工場内の食堂を訪れた生徒８人は、工場従業員にコラボメニューをＰＲ。レシピカードを手渡すなどした。おいしいと好評だった。
　今後も不定期にキャンペーン的なメニューとして登場するという。生協の勝田高信部長は「生徒のお陰で食堂がにぎわい、活力をもらった。今後も継続的にやっていきたい」と語った。
　キャベツとミニトマトのサラダを考案した鎌田うららさんは「自分が考えたメニューが社食として出されるという経験をさせてもらいうれしい」と笑顔で話した。
　レシピは「クックパッド」の市公式アカウントで公開されている。
【岸侑輝】