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豊川のセンバツ初戦 林兄弟の夢かなう

カテゴリー:スポーツ

好リリーフの林優大=甲子園球場で
好リリーフの林優大=甲子園球場で
出塁してガッツポーズする優翔
出塁してガッツポーズする優翔

 豊川は投手陣が崩れ、初戦敗退。チームでは林優大(2年)、優翔(1年)の兄弟が躍動した。
 鈴木爽の後を投げた優大は、3回3分の1無失点と試合を立て直した。1番左翼で先発出場した優翔は4打数2安打1打点と活躍した。
 「二人で甲子園に出たい。優大が投げてその後ろで自分が守る」。優翔が、兄の背中を追いかけて豊川に入学してからの夢が実現した。これまで二人が公式戦で一緒にプレーしたことはあまりなかった。
 新チーム以降、優翔は抜群のバットコントロールと俊足を武器に1番打者に定着。秋の公式戦で打率4割超えとチームの快進撃を支えた。
 一方で、優大は1年夏頃から体が突然けいれんする原因不明の病気を発症し、メンバー入りを逃していた。優大は「弟の活躍を友達に褒められたり、家族の会話で弟の話が出たりすることが多く、悔しかった。甲子園に決まったときから、メンバー入りしてやると思っていた」と振り返る。
 この冬は投げ込みやウエートトレーニングに取り組み、球速アップに成功。紅白戦、練習試合と中継ぎで好投を重ね、長谷川裕記監督の信頼を勝ち取った。
 優翔は「もし兄の立場だったら辞めていたと思う。そこで踏ん張って諦めずに練習し続けた姿勢を尊敬している」と語る。
     ◇
 兄弟の父佐光さんは「優大の登板は思ったよりも早かったので、『ここで来たか』という感じだった。適時打を打たれてしまったが、いい投球だった。優翔もよく頑張った」とねぎらった。
【北川壱暉】

 豊川は投手陣が崩れ、初戦敗退。チームでは林優大(2年)、優翔(1年)の兄弟が躍動した。
 鈴木爽の後を投げた優大は、3回3分の1無失点と試合を立て直した。1番左翼で先発出場した優翔は4打数2安打1打点と活躍した。
 「二人で甲子園に出たい。優大が投げてその後ろで自分が守る」。優翔が、兄の背中を追いかけて豊川に入学してからの夢が実現した。これまで二人が公式戦で一緒にプレーしたことはあまりなかった。
 新チーム以降、優翔は抜群のバットコントロールと俊足を武器に1番打者に定着。秋の公式戦で打率4割超えとチームの快進撃を支えた。
 一方で、優大は1年夏頃から体が突然けいれんする原因不明の病気を発症し、メンバー入りを逃していた。優大は「弟の活躍を友達に褒められたり、家族の会話で弟の話が出たりすることが多く、悔しかった。甲子園に決まったときから、メンバー入りしてやると思っていた」と振り返る。
 この冬は投げ込みやウエートトレーニングに取り組み、球速アップに成功。紅白戦、練習試合と中継ぎで好投を重ね、長谷川裕記監督の信頼を勝ち取った。
 優翔は「もし兄の立場だったら辞めていたと思う。そこで踏ん張って諦めずに練習し続けた姿勢を尊敬している」と語る。
     ◇
 兄弟の父佐光さんは「優大の登板は思ったよりも早かったので、『ここで来たか』という感じだった。適時打を打たれてしまったが、いい投球だった。優翔もよく頑張った」とねぎらった。
【北川壱暉】

好リリーフの林優大=甲子園球場で
好リリーフの林優大=甲子園球場で
出塁してガッツポーズする優翔
出塁してガッツポーズする優翔

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