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蒲郡「ごりやく市」運営の世代交代へ

第107回をPRする実行委員会=蒲郡市中央本町で
第107回をPRする実行委員会=蒲郡市中央本町で
カラフルなテントが並ぶ2006年のごりやく市(提供)
カラフルなテントが並ぶ2006年のごりやく市(提供)

あすの開催で現実行委は最後

 蒲郡商店街振興組合主催の歩行者天国「福寿稲荷ごりやく市」の第107回は、24日に中央本町付近で開かれる。第1回から携わってきた実行委員会メンバーは、高齢化による体力的な問題で運営を今回で最後にし、第108回から若い世代に引き継ぐ。
 蒲郡商工会議所が2002年に市の「中心市街地活性化基本計画」に基づき、「蒲郡TMO構想」を策定した。商店街などが中心市街地の活性化を進める中、「町内の薬證寺にある福寿稲荷のご利益にあやかって『ごりやく市』と名付けたイベントを企画し、まちのにぎわいを創出できるのではないか」という意見が出た。
 その後、春日井市の勝川駅前通商店街一帯で開催するテント市「勝川弘法市」の関係者による講演会への参加や独自の勉強会を開き、03年11月に商店街や商議所、市民グループなどで構成した実行委員会が発足。「まちおこし」「中心市街地活性化」を目指し、市民参加の歩行者天国として04年9月に第1回のごりやく市を開いた。
 年6回あり、カラフルなテントでの飲食や物販、和太鼓演奏や大道芸など趣向を凝らして開催してきた。今では商店街のイベントとして定着した。また、被災地支援としてチャリティー活動に努め、これまで約150万円を寄付した。22年10月には100回目を迎えたが、メンバーの高齢化で体力的に難しくなってきたことや後継者の問題などが出てきた。
 委員長の榊原寛二さんと副委員長の武田辰美さん、組合副理事長の小田裕己さんによると、23年5月に組合の総会で今後の開催中止を決めた。サポートしてきた市は、市民に親しまれるイベントになっており、まちのにぎわい創出や地域活性化につながっていることから、無くなることで大きな損失となると考えた。そこで市は、委員会の意見を聞きながら、連携して後継者問題などの解決に取り組んできた。この中で若者によるまちづくり団体「蒲蛙(がまがえる)」が委員会に加わった。また市は引き継ぐ人を見つけた。さらに回数を年3回に減らすことで継続することにした。榊原さんらは今後、新メンバーが5月に開催する第108回の成功に向け、手助けする。
 第107回は能登半島地震義援金のチャリティーとして、きつねうどん300杯を販売する。クイズラリーや菓子まき、市立図書館による絵本の読み聞かせを含め、イベントが満載となっている。小雨決行、荒天中止。
 榊原さんらは「いろいろな面白いイベントを用意しますので、楽しんでほしい」とPRした。
【林大二朗】

あすの開催で現実行委は最後

 蒲郡商店街振興組合主催の歩行者天国「福寿稲荷ごりやく市」の第107回は、24日に中央本町付近で開かれる。第1回から携わってきた実行委員会メンバーは、高齢化による体力的な問題で運営を今回で最後にし、第108回から若い世代に引き継ぐ。
 蒲郡商工会議所が2002年に市の「中心市街地活性化基本計画」に基づき、「蒲郡TMO構想」を策定した。商店街などが中心市街地の活性化を進める中、「町内の薬證寺にある福寿稲荷のご利益にあやかって『ごりやく市』と名付けたイベントを企画し、まちのにぎわいを創出できるのではないか」という意見が出た。
 その後、春日井市の勝川駅前通商店街一帯で開催するテント市「勝川弘法市」の関係者による講演会への参加や独自の勉強会を開き、03年11月に商店街や商議所、市民グループなどで構成した実行委員会が発足。「まちおこし」「中心市街地活性化」を目指し、市民参加の歩行者天国として04年9月に第1回のごりやく市を開いた。
 年6回あり、カラフルなテントでの飲食や物販、和太鼓演奏や大道芸など趣向を凝らして開催してきた。今では商店街のイベントとして定着した。また、被災地支援としてチャリティー活動に努め、これまで約150万円を寄付した。22年10月には100回目を迎えたが、メンバーの高齢化で体力的に難しくなってきたことや後継者の問題などが出てきた。
 委員長の榊原寛二さんと副委員長の武田辰美さん、組合副理事長の小田裕己さんによると、23年5月に組合の総会で今後の開催中止を決めた。サポートしてきた市は、市民に親しまれるイベントになっており、まちのにぎわい創出や地域活性化につながっていることから、無くなることで大きな損失となると考えた。そこで市は、委員会の意見を聞きながら、連携して後継者問題などの解決に取り組んできた。この中で若者によるまちづくり団体「蒲蛙(がまがえる)」が委員会に加わった。また市は引き継ぐ人を見つけた。さらに回数を年3回に減らすことで継続することにした。榊原さんらは今後、新メンバーが5月に開催する第108回の成功に向け、手助けする。
 第107回は能登半島地震義援金のチャリティーとして、きつねうどん300杯を販売する。クイズラリーや菓子まき、市立図書館による絵本の読み聞かせを含め、イベントが満載となっている。小雨決行、荒天中止。
 榊原さんらは「いろいろな面白いイベントを用意しますので、楽しんでほしい」とPRした。
【林大二朗】

第107回をPRする実行委員会=蒲郡市中央本町で
第107回をPRする実行委員会=蒲郡市中央本町で
カラフルなテントが並ぶ2006年のごりやく市(提供)
カラフルなテントが並ぶ2006年のごりやく市(提供)

カテゴリー:社会・経済

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