浜松で「浜名湖花博」開幕

　「浜名湖花博２０２４」（浜名湖花博20周年記念事業実行委員会主催）が23日、浜松市中央区舘山寺町の「はままつフラワーパーク」で開幕した。６月16日まで。
　２００４年の「浜名湖花博（しずおか国際園芸博覧会）」から20年を記念した。静岡県、浜松市、湖西市、関係団体の実行委員会が湖一帯を盛り上げようと企画した。
　大温室前の生物多様性ガーデン「はなのはら」は地元出身の造園家小倉珠子さんが監修した。スイセンやアネモネが咲く。近くには高さ７㍍のクマなどの立体造形物「モザイカルチャー」を展示している。
　雨の中、大勢の人が訪れた。開会式で川勝平太知事は「20年を経て、デジタル技術も生かした新たな花博を盛り上げていきたい」とあいさつし、中野祐介市長、影山剛士湖西市長らとテープカットした。
　今月下旬には、チューリップとソメイヨシノが競演する「桜とチューリップの庭園」が見頃になる。
　園内では現実と仮想世界を融合したＸＲ（クロスリアリティー）の宝探し「秘密の扉」が、夜には噴水池の水幕でつくる「ウォータースクリーン」のショーがある。
　同市村櫛町の「浜名湖ガーデンパーク」会場は４月６日～６月２日。
【安藤聡】