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新アリーナで移設の豊橋市営球場ラストゲーム

最後の試合となった豊橋商業対国府
最後の試合となった豊橋商業対国府
解体される豊橋市営球場(昨年5月撮影)
解体される豊橋市営球場(昨年5月撮影)

春季東三河高校野球、豊橋商業と国府が延長の激闘

 多目的屋内施設(新アリーナ)計画に伴い、移転が予定されている豊橋市営球場で3月31日、春季東三河地区高校野球1次リーグ戦があった。同球場で最後の試合となった。延長十回の激闘の末、豊橋商業が5対0で国府を下した。
 1万5000人収容の球場は1948年に完成し、多くの市民に愛された。豊橋市民球場がプロ野球や高校野球の公式戦があるのに対し、市民利用が主体で少年野球やソフトボールなどゲームのほか、イベント会場としても利用されていた。一方で築70年を超え、老朽化が進んでいた。駐車場不足や夜間照明による周辺住民の「光害」なども課題に挙がっていた。
 そこで、2027年度中をめどに市豊橋総合スポーツ公園(神野新田町)の未整備区画へ移設する。現在はモータープールになっている約10㌶に観客席を備えたメイン球場のほか、練習用のサブグラウンドも加え3球場を整備するという。市営球場の跡地には、新アリーナを建設する。
 この日は多くの保護者や、卒業生、地元野球ファンらが応援に駆け付けた。豊橋商業の田村知憲監督は「野球の楽しさと厳しさを教えてもらった場所。最後勝ててほっとしている」と話した。最終回のマウンドに上がった北添兼矢主将(17)は「小学生から慣れ親しんだマウンドで、投げさせてもらって光栄」と話した。前日の三谷水産戦でここでの初本塁打を放った。「二次リーグへ弾みがついた」と笑顔をみせた。
 1日から球場とその周辺で、発掘調査が始まる。25年9月末までの予定。
【北川壱暉】

春季東三河高校野球、豊橋商業と国府が延長の激闘

 多目的屋内施設(新アリーナ)計画に伴い、移転が予定されている豊橋市営球場で3月31日、春季東三河地区高校野球1次リーグ戦があった。同球場で最後の試合となった。延長十回の激闘の末、豊橋商業が5対0で国府を下した。
 1万5000人収容の球場は1948年に完成し、多くの市民に愛された。豊橋市民球場がプロ野球や高校野球の公式戦があるのに対し、市民利用が主体で少年野球やソフトボールなどゲームのほか、イベント会場としても利用されていた。一方で築70年を超え、老朽化が進んでいた。駐車場不足や夜間照明による周辺住民の「光害」なども課題に挙がっていた。
 そこで、2027年度中をめどに市豊橋総合スポーツ公園(神野新田町)の未整備区画へ移設する。現在はモータープールになっている約10㌶に観客席を備えたメイン球場のほか、練習用のサブグラウンドも加え3球場を整備するという。市営球場の跡地には、新アリーナを建設する。
 この日は多くの保護者や、卒業生、地元野球ファンらが応援に駆け付けた。豊橋商業の田村知憲監督は「野球の楽しさと厳しさを教えてもらった場所。最後勝ててほっとしている」と話した。最終回のマウンドに上がった北添兼矢主将(17)は「小学生から慣れ親しんだマウンドで、投げさせてもらって光栄」と話した。前日の三谷水産戦でここでの初本塁打を放った。「二次リーグへ弾みがついた」と笑顔をみせた。
 1日から球場とその周辺で、発掘調査が始まる。25年9月末までの予定。
【北川壱暉】

最後の試合となった豊橋商業対国府
最後の試合となった豊橋商業対国府
解体される豊橋市営球場(昨年5月撮影)
解体される豊橋市営球場(昨年5月撮影)

カテゴリー:社会・経済 / スポーツ

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