蒲郡市立図書館、国会図書館長から12年連続の礼状

　蒲郡市立図書館は、レファレンス協同データベース事業に貢献したとして、国立国会図書館長から12年連続の礼状と、４年連続のトリプル評価を受けた。
　国会図書館が全国の図書館と共同構築した調べものに特化したデータベース事業。市立図書館では２０１２年から多くの書籍の登録を始めた。今回は、13年に登録した「野球の完全試合とノーヒットノーランの違いを知りたい」と、19年に登録した「『中旬』とは何日から何日のことを指すのか」の本が、アクセス数を多く稼いだことが評価された。
　同時に、全国数カ所の図書館にしか認められない「トリプル評価」を受けた。窓口で対応した多くの事例を登録したこと▽多くのアクセスを集めたこと▽調べ方マニュアルの登録累積数－の３項目。図書館は日頃から利用者の質問をデータベースに登録するなどに努めてきた。
　職員の三浦佳穂さんは「礼状とトリプル評価が春の風物詩になるよう、引き続きデータベースに本や貴重な資料、質問を登録していきます」と笑顔で話した。
【林大二朗】