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豊橋市が学生ら招き公共建築の現場見学会

現場責任者から敷地境界の擁壁工事について学ぶ学生ら=豊橋市佐藤5で
現場責任者から敷地境界の擁壁工事について学ぶ学生ら=豊橋市佐藤5で

 豊橋市は20日、同市佐藤5で建設中の「つつじが丘保育園(仮称)」の現場見学会を開き、建築を学ぶ大学生らに施工プロセスを紹介した。初回は外構工事がテーマで、県外を含む6人が参加した。来年1月まで工程ごとに5回開く。
 現場は2025年度開園予定の乳幼児保育施設で、22年8月の「公共建築学生チャレンジコンペ」で学生から設計案を募った。入賞者の提案のうち名古屋工業大の学生らの提案を採り入れた。
 この日は関西を含む大学や大学院生ら6人のほか、提案者の名古屋工業大の学生も参加した。設計コンセプトの説明とともに、市建築課の若手職員が公共建築の業務なども紹介した。
 施工現場では建築工事を担う青山建設の担当者が敷地境界の擁壁について説明した。地面の掘削から鉄筋の配置、コンクリート打設といった工程を紹介。建築資材の保管方法や発生した残土の処理など業務は多岐にわたる点も示した。
 滋賀県草津市から参加した森本龍さん(24)は、立命館大在学時にチャレンジコンペで最終選考へ進んだ。公共施設の建築について「多くの人が使うことが前提で、誰もが使いやすく、受け入れられる設計案が不可欠だと再認識した。意匠との両立が難しいこともよくわかった」と述べた。
 市建築課の尾崎弘明課長は「生活と密接にかかわる公共建築への関心を深め、見学会を通じて仕事のやりがいも伝えたい」と説いた。
 6月以降は基礎、木造建築、内外装など工程ごとに開催する。
【加藤広宣】

 豊橋市は20日、同市佐藤5で建設中の「つつじが丘保育園(仮称)」の現場見学会を開き、建築を学ぶ大学生らに施工プロセスを紹介した。初回は外構工事がテーマで、県外を含む6人が参加した。来年1月まで工程ごとに5回開く。
 現場は2025年度開園予定の乳幼児保育施設で、22年8月の「公共建築学生チャレンジコンペ」で学生から設計案を募った。入賞者の提案のうち名古屋工業大の学生らの提案を採り入れた。
 この日は関西を含む大学や大学院生ら6人のほか、提案者の名古屋工業大の学生も参加した。設計コンセプトの説明とともに、市建築課の若手職員が公共建築の業務なども紹介した。
 施工現場では建築工事を担う青山建設の担当者が敷地境界の擁壁について説明した。地面の掘削から鉄筋の配置、コンクリート打設といった工程を紹介。建築資材の保管方法や発生した残土の処理など業務は多岐にわたる点も示した。
 滋賀県草津市から参加した森本龍さん(24)は、立命館大在学時にチャレンジコンペで最終選考へ進んだ。公共施設の建築について「多くの人が使うことが前提で、誰もが使いやすく、受け入れられる設計案が不可欠だと再認識した。意匠との両立が難しいこともよくわかった」と述べた。
 市建築課の尾崎弘明課長は「生活と密接にかかわる公共建築への関心を深め、見学会を通じて仕事のやりがいも伝えたい」と説いた。
 6月以降は基礎、木造建築、内外装など工程ごとに開催する。
【加藤広宣】

現場責任者から敷地境界の擁壁工事について学ぶ学生ら=豊橋市佐藤5で
現場責任者から敷地境界の擁壁工事について学ぶ学生ら=豊橋市佐藤5で

カテゴリー:社会・経済

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