豊橋市のふるさと納税、体験型の返礼品拡充
豊橋市のふるさと納税への返礼品のうち、「消防体験」のメニューが好評だ。2023年分の寄付者は177件(速報値)で受入態勢が追い付かないため、今年分は11月まで一時的に受け付けを停止している。市は寄付実績増とともに、体験で訪れる交流人口の増加にも期待する。
返礼品の消防体験は2017年度に始めた「ファイヤーヒーロー体験」をはじめ、23年度は「レスキュー体験」「ファイヤータートル体験」を新たに加えた。いずれも寄付額1万5000円以上で参加できる。
ファイヤーヒーロー体験は防火服を着て消防車からの放水や日本最長のはしご車「レッドジラフ」に乗車できる。レスキュー体験はロープでの渡過訓練、ファイヤータートル体験は前芝出張所の水陸両用車「レッドタートル」に乗車できる。
市財政課によるとメニューが一つだった22年度までの希望者(納税者件数)は12~48件。新型コロナウイルスの5類移行の影響もあり、新メニューを加えた前年度は寄付が3倍超に増えた。
消防本部によると消防体験の返礼品は珍しいという。土曜や日曜に希望する親子連れが多く、限られた職員で前年度の希望者に対応するため一時的に受付を中断した。
ほか、豊橋動植物公園の動物園や遊園地サーキットのガイドツアー、鈴木亜由子杯「穂の国・豊橋ハーフマラソン」の参加権も人気だった。今年度は市視聴覚教育センター「とよはしプラネタリウム」の特別席を用いた貸し切り(2万円、3万円)、自然史博物館の標本を使った調査や歯のレプリカ製作の体験(2万円)も加えた。
【加藤広宣】
豊橋市のふるさと納税への返礼品のうち、「消防体験」のメニューが好評だ。2023年分の寄付者は177件(速報値)で受入態勢が追い付かないため、今年分は11月まで一時的に受け付けを停止している。市は寄付実績増とともに、体験で訪れる交流人口の増加にも期待する。
返礼品の消防体験は2017年度に始めた「ファイヤーヒーロー体験」をはじめ、23年度は「レスキュー体験」「ファイヤータートル体験」を新たに加えた。いずれも寄付額1万5000円以上で参加できる。
ファイヤーヒーロー体験は防火服を着て消防車からの放水や日本最長のはしご車「レッドジラフ」に乗車できる。レスキュー体験はロープでの渡過訓練、ファイヤータートル体験は前芝出張所の水陸両用車「レッドタートル」に乗車できる。
市財政課によるとメニューが一つだった22年度までの希望者(納税者件数)は12~48件。新型コロナウイルスの5類移行の影響もあり、新メニューを加えた前年度は寄付が3倍超に増えた。
消防本部によると消防体験の返礼品は珍しいという。土曜や日曜に希望する親子連れが多く、限られた職員で前年度の希望者に対応するため一時的に受付を中断した。
ほか、豊橋動植物公園の動物園や遊園地サーキットのガイドツアー、鈴木亜由子杯「穂の国・豊橋ハーフマラソン」の参加権も人気だった。今年度は市視聴覚教育センター「とよはしプラネタリウム」の特別席を用いた貸し切り(2万円、3万円)、自然史博物館の標本を使った調査や歯のレプリカ製作の体験(2万円)も加えた。
【加藤広宣】