豊川と豊橋商業高のインターアクトクラブ合同学習会

　豊川高校と豊橋商業高校のインターアクトクラブによる合同学習会が９日、豊川高校を会場に開かれ、両校の部員ら35人が出席した。制服の異なる生徒らはボランティアについて議論を交わし、今後の活動の協力を約束した。
　両校のインターアクトクラブは校内外でさまざまな奉仕活動を行っており、合同学習会は昨年に続き２度目。今回は豊川高校が会場となり、同校の生徒らが進行を担当した。
　生徒らは４～５人ずつ８グループにシャッフルされ、「満足度の高いボランティアと低いボランティアの違い」について意見交換。各代表生徒が発表し、「自発的だったり、１対１の活動は満足感や達成感が得られる」「先生や人に指示されたボランティアはやりがいが感じられない」といった意見が出た。豊川による文房具を集めて東南アジアに贈る活動や、豊橋商業による特別支援学校との交流の成果を挙げる生徒もいた。
　豊川の山本莉央さん（２年）は「自覚を持っていい話し合いができ、意識が高まったと思う。違う学校の生徒の意見に気付くことも多かった」。豊橋商業の清水大地さん（３年）も「豊川高校とつながりができてうれしい」と話していた。
　豊川の顧問教諭・小栗慎平さんは「今後も両校の生徒同士で話し合い、自発的に何かにチャレンジしてくれれば」と期待した。
（由本裕貴）