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豊橋で特殊災害の大規模対応訓練

室内で倒れていた重傷者を搬送する隊員=豊橋市神野新田町で
室内で倒れていた重傷者を搬送する隊員=豊橋市神野新田町で

 テロや化学物質漏洩事故などの特殊災害を想定した大規模対応訓練が2日、豊橋市神野新田町の中島処理場であり、東三河5市の消防本部と豊橋署が参加。連携を深め、活動技術の向上に努めた。
 同訓練は、豊橋市が東京地下鉄サリン事件(1995年)を教訓に、二次災害を防ぐため03年度から実施、14年度から東三河5市合同で実施している。豊橋署の参加は初めて。
 この日は約120人が参加。化学工場内から劇物の液化アンモニアが漏れたとの想定で、危険区域の設定や除染テントの設営、汚染された室内で救助を待つ人の捜索を行った。
 陽圧式化学防護服に身を包んだ救助隊員らは、視界と聴覚が制限される中、漏洩場所の特定や要救助者の捜索を開始。ジェスチャーや拡声器などで意思疎通を図りながら、重傷者3人をタンカーで運び出した。
 簡易の化学防護服を着た隊員がけが人の除染を行い、豊橋署員は周辺住人への広報を行った。
 豊橋市消防本部消防救急課の加藤充洋課長は「ゾーニングは風向きにより変わる。化学防護服を着ていない隊員も自分で考え、隊全体の安全に努めてほしい」と話した。
 訓練は11、12月に計3回行い、約330人が参加する。
(飯塚雪)

 テロや化学物質漏洩事故などの特殊災害を想定した大規模対応訓練が2日、豊橋市神野新田町の中島処理場であり、東三河5市の消防本部と豊橋署が参加。連携を深め、活動技術の向上に努めた。
 同訓練は、豊橋市が東京地下鉄サリン事件(1995年)を教訓に、二次災害を防ぐため03年度から実施、14年度から東三河5市合同で実施している。豊橋署の参加は初めて。
 この日は約120人が参加。化学工場内から劇物の液化アンモニアが漏れたとの想定で、危険区域の設定や除染テントの設営、汚染された室内で救助を待つ人の捜索を行った。
 陽圧式化学防護服に身を包んだ救助隊員らは、視界と聴覚が制限される中、漏洩場所の特定や要救助者の捜索を開始。ジェスチャーや拡声器などで意思疎通を図りながら、重傷者3人をタンカーで運び出した。
 簡易の化学防護服を着た隊員がけが人の除染を行い、豊橋署員は周辺住人への広報を行った。
 豊橋市消防本部消防救急課の加藤充洋課長は「ゾーニングは風向きにより変わる。化学防護服を着ていない隊員も自分で考え、隊全体の安全に努めてほしい」と話した。
 訓練は11、12月に計3回行い、約330人が参加する。
(飯塚雪)

室内で倒れていた重傷者を搬送する隊員=豊橋市神野新田町で
室内で倒れていた重傷者を搬送する隊員=豊橋市神野新田町で

カテゴリー:社会・経済

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