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自然薯を豊川の新たな名産物に

専用パイプで自然薯の栽培方法を説明する前田部会長
専用パイプで自然薯の栽培方法を説明する前田部会長

 豊川市のJAひまわり自然薯(じねんじょ)部会が、自然薯を地元の新たな名産物にしようと活動している。
 毎年4~5㌧の出荷を見込む同部会は生産者22人で構成。県じねんじょ主産地協議会が繁殖するブランド「夢とろろ」の藩種・栽培をはじめ、市内のグリーンセンターなどでの食べきりサイズのパック詰めや、スライス状の自然薯を揚げたチップスの販売を行う。静岡県のとろろそば屋との取り引きも始めている。
 また、部会員のうち専業農家は1人。平均年齢も64・9歳と高齢なことから、若手後継者の育成へ独自の研修も実施している。長さ1・3㍍の専用パイプに雑菌がない奥三河の赤土と一緒に自然薯を入れ、地中に埋めるなどの圃(ほ)場での実地指導を通し、技術を伝授。今年は新たに5人が入会した。
 自然薯といえば「田舎でおばあちゃんが振る舞う料理」としてのイメージが強い。整腸効果の他、二日酔いにも効果があるとされ、最近は若い人の需要も高まっている。前田好隆部会長(67)は「地元の方の反応もいい。特に若いお母さんに味を覚えてもらい、その子どもさんたちにも浸透させていきたい」と意気込む。
(由本裕貴)

 豊川市のJAひまわり自然薯(じねんじょ)部会が、自然薯を地元の新たな名産物にしようと活動している。
 毎年4~5㌧の出荷を見込む同部会は生産者22人で構成。県じねんじょ主産地協議会が繁殖するブランド「夢とろろ」の藩種・栽培をはじめ、市内のグリーンセンターなどでの食べきりサイズのパック詰めや、スライス状の自然薯を揚げたチップスの販売を行う。静岡県のとろろそば屋との取り引きも始めている。
 また、部会員のうち専業農家は1人。平均年齢も64・9歳と高齢なことから、若手後継者の育成へ独自の研修も実施している。長さ1・3㍍の専用パイプに雑菌がない奥三河の赤土と一緒に自然薯を入れ、地中に埋めるなどの圃(ほ)場での実地指導を通し、技術を伝授。今年は新たに5人が入会した。
 自然薯といえば「田舎でおばあちゃんが振る舞う料理」としてのイメージが強い。整腸効果の他、二日酔いにも効果があるとされ、最近は若い人の需要も高まっている。前田好隆部会長(67)は「地元の方の反応もいい。特に若いお母さんに味を覚えてもらい、その子どもさんたちにも浸透させていきたい」と意気込む。
(由本裕貴)

専用パイプで自然薯の栽培方法を説明する前田部会長
専用パイプで自然薯の栽培方法を説明する前田部会長

カテゴリー:社会・経済

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