モノづくりの名工たたえ

豊橋の楠本さんら県優秀技能者表彰

　この道一筋に技能を磨き、モノづくり愛知を支えてきた優秀技能者「あいちの名工」をたたえる「平成２９（２０１７）年度県優秀技能者表彰式」が２０日、県庁本庁舎６階正庁で行われ、三光製作所の金属プレス工、楠本好行さん（６７）＝豊橋市＝らに大村秀章知事から表彰状が贈られた。
　同表彰は、技能者に対する一般社会の認識を高め、より一層社会的地位と技能水準の向上を図ることを目的に１９６７（昭和４２）年に創設された。
　今年度の受賞者は１０４人（うち女性４人）で、このうち東三河からは楠本さんをはじめ▽ジェイテクト、金属工作機械工、菅原茂身（５８）＝豊川市▽東海理化電機製作所、金属手仕上工、桑原孝弘（５７）＝豊川市▽その他の金属加工職、関盛桂一（４５）＝豊川市▽アイシン精機、電子応用機械器具組立工、尾崎三広（５４）＝豊川市▽日本車輛、鉄道車両組立工・修理工、伊藤義夫（５３）＝豊川市▽横田左官店、左官、横田房雄（６３）＝豊橋市▽東海理化電機製作所、プラスチック製品成形工、神谷浩孝（５５）＝豊川市▽フラワーブティックさいとう、他に分類されない製造・製作職業、齋藤淳子（７５）＝豊川市＝の皆さん計９人が受賞した。
　授賞式では一人ひとり名前が呼び上げられ、大村知事が代表３人に表彰状を授与。「皆さま方はモノづくり愛知を支えるかけがえのない財産。敬意を表します。この技術を後進に伝達を」とあいさつした。
　この後、来賓を代表して峰野修県議会副議長が祝辞を述べ、記念写真を撮影した。
（後藤康之）