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木造密集地の延焼防止へ豊橋・花園商店街で訓練

消火器を構え、初期消火にあたる店主ら=豊橋市花園商店街で
消火器を構え、初期消火にあたる店主ら=豊橋市花園商店街で

 木造家屋が密集する豊橋市花園町の花園商店街で19日、連動型住宅用火災警報機を活用した消防訓練が行われた。一昨年、新潟県であった糸魚川大火を受け、店主や同市消防本部など約50人が参加し、初期消火や避難誘導などの手順を確認した。
 消防庁が行う警報器検証事業の一環で、商店街には昨年11月から6店舗に1台づつ設置されている。同警報機を活用した訓練は、豊橋駅西側の通称「189(わんぱり通り)」に次いで市内2カ所目。 
 この日は、婦人服店から出火し、東側の妙円寺に延焼したと想定した。センサーで連動した警報音が鳴ると、店主が駆けつけ、119番通報するとともに消火器で初期消火にあたった。
 80の建物が密接した商店街で、大半が木造。一気に火が燃え広がる危険がある上、高齢者も多く、80歳代の人が1人で営む店もあり、被害の拡大が懸念される。
 同商店街振興組合理事長の岡本卓也さん(53)は「糸魚川大火は人ごとではない。定期的に訓練し、普段から声掛けすることで被害軽減に努めたい」と話した。
 検証実験は、防火教室などで住民らの防災意識向上を図るとともに、設備の点検、不具合などを3月末まで調べる。
(飯塚雪)

 木造家屋が密集する豊橋市花園町の花園商店街で19日、連動型住宅用火災警報機を活用した消防訓練が行われた。一昨年、新潟県であった糸魚川大火を受け、店主や同市消防本部など約50人が参加し、初期消火や避難誘導などの手順を確認した。
 消防庁が行う警報器検証事業の一環で、商店街には昨年11月から6店舗に1台づつ設置されている。同警報機を活用した訓練は、豊橋駅西側の通称「189(わんぱり通り)」に次いで市内2カ所目。 
 この日は、婦人服店から出火し、東側の妙円寺に延焼したと想定した。センサーで連動した警報音が鳴ると、店主が駆けつけ、119番通報するとともに消火器で初期消火にあたった。
 80の建物が密接した商店街で、大半が木造。一気に火が燃え広がる危険がある上、高齢者も多く、80歳代の人が1人で営む店もあり、被害の拡大が懸念される。
 同商店街振興組合理事長の岡本卓也さん(53)は「糸魚川大火は人ごとではない。定期的に訓練し、普段から声掛けすることで被害軽減に努めたい」と話した。
 検証実験は、防火教室などで住民らの防災意識向上を図るとともに、設備の点検、不具合などを3月末まで調べる。
(飯塚雪)

消火器を構え、初期消火にあたる店主ら=豊橋市花園商店街で
消火器を構え、初期消火にあたる店主ら=豊橋市花園商店街で

カテゴリー:社会・経済

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