豊川小児童が子ども自転車県大会出場報告

　愛知県交通安全協会の「第53回交通安全子ども自転車愛知県大会」（28日・ポートメッセなごや）に豊川市代表として出場した豊川小学校（壁谷由美校長）が30日、市役所で山脇実市長に結果を報告した。
　出場したのは自転車クラブ所属で５年の天野琉君、塩野谷航君、４年の坂本成梧君、岡本結衣さん、竹腰皇辰君、鈴木智也君。県内から27校１０８人が出場した大会で、豊川小はスラロームやバランス走行などの技術試験で苦戦し上位入賞こそ逃したが、信号や踏切などが設置されたコースを走る基本試験や、交通ルールなどを問う筆記式の学科試験で高得点をマークした。
　昨年５月から週３日ほど、授業後や休日に運動場で特訓。地元校区と隣の豊小校区の交通安全指導隊員らが付き添い、自転車や資機材なども借りて練習を重ねた。本番では豊校区の隊員が特別に作った、いなりんのイラスト入り青色Ｔシャツを着て挑んだ。
　大会を終え、天野君は「やってきたことを生かして、交通事故がないように友達にも呼び掛けたい」。塩野谷君も「地域の方に教わったことは、中学や高校に自転車で通うにようになったら大切になる」と話した。
　前回までは練習環境が整った有志の学校が出場したが、交通安全意識を広めるため市内の全26校が持ち回りで挑むことになり、て豊川小が第１号。来年は東部小が出場する。
（由本裕貴）