三遠ネオフェニックス 新入団6選手が抱負

　男子プロバスケットボールＢリーグの三遠ネオフェニックスへ新たに入団した６選手らが29日、豊橋市役所で会見した。滋賀レイクスターズから移籍した長谷川智伸選手（27）は「チャンピオンシップ優勝までチーム全員で頑張っていきたい」などと抱負を述べた。
　チームは20日、今季の練習を本格的にスタートさせた。鹿毛誠一郎ゼネラルマネジャー（43）は、６選手について「熱いハートを持ち、勝負どころで力を発揮できる選手」と紹介した。
　ポイントガード（ＰＧ）渡邊翔太選手（25）は「常に自分と向き合い成長していきたい」。スモールフォワード菅野翔太選手（26）は「藤田（弘輝）ヘッドコーチが求めるバスケットボールをチームで体現して、ワンシーズン“全心全力”で戦いぬきたい」。ＰＧ寺園脩斗選手（24）は「プロ１年目。自分の持っている力をすべてコートで表現してチームに勢いを与えたい」などと意気込んだ。
　ＮＣＡＡ（全米大学体育協会）でセンターとして活躍してきたシャキール・モリス選手（24）とヨーロッパのトップリーグでの経験もあるウィリアム・マクドナルド選手（38）は、自身の強みについて「ペイントエリア（制限区域）での支配」をあげ、長谷川選手は「攻守ともにチームの要としてしっかり役割を果たしたいと思っているので、全てのプレーを見てほしい」と語った。
　北郷謙二郎社長（38）は「若さとエネルギーをチームに与えてくれると確信している。チーム理念の“全心全力”に加え、新しいスローガン『エッジ』を胸に秘め、昨シーズンの悔しい思いを晴らすべく、戦っていきたいのでご支援よろしくお願いします」と呼び掛けた。
　６選手らは記者会見を前に佐原光一市長を表敬。藤田ヘッドコーチ（32）は「手ごたえを感じている。今年こそ、必ずステップアップしてエキサイトする試合をお届けしたい」と誓った。
（飯塚雪）