ニッポンチャレンジ艇の台座補強
蒲郡南駅前広場ヨットの支え破損
蒲郡市は、港町の蒲郡南駅前広場に設置されている国際ヨットレース「アメリカズカップ ニッポンチャレンジ艇」を支えている部分が破損しているのが見つかったことから応急処置を施している。台風21号接近直後に異常が見つかり、船体が左右に揺られて危険なことから木材などを設置した。
ヨットは全長23・2㍍、キール(船体の重り)からマストの頂上までの高さが約38㍍、重さ25㌧。かつて1990年代に竹島ふ頭を練習拠点にしていた象徴として同所に2艇展示され、2007(平成19)年12月には、このうち1艇が蒲郡南駅前広場内に移設された。
同市都市計画課によると、台風21号接近に伴う荒天で今月4日に、キール部分を補強していた金具などが外れているのが見つかった。風により船体が振られるのも確認されたため、木材やロープでキール付近を固定する応急処置を行った。
設置当初、船体の展示は躍動感を表そうと傾けていたが、マストが折れる可能性もあるととして2年前には水平にしていた。同課は「特殊な金具など部品の調達もあるため、今後の対策を検討していきたい」と話している。
(安藤聡)
蒲郡南駅前広場ヨットの支え破損
蒲郡市は、港町の蒲郡南駅前広場に設置されている国際ヨットレース「アメリカズカップ ニッポンチャレンジ艇」を支えている部分が破損しているのが見つかったことから応急処置を施している。台風21号接近直後に異常が見つかり、船体が左右に揺られて危険なことから木材などを設置した。
ヨットは全長23・2㍍、キール(船体の重り)からマストの頂上までの高さが約38㍍、重さ25㌧。かつて1990年代に竹島ふ頭を練習拠点にしていた象徴として同所に2艇展示され、2007(平成19)年12月には、このうち1艇が蒲郡南駅前広場内に移設された。
同市都市計画課によると、台風21号接近に伴う荒天で今月4日に、キール部分を補強していた金具などが外れているのが見つかった。風により船体が振られるのも確認されたため、木材やロープでキール付近を固定する応急処置を行った。
設置当初、船体の展示は躍動感を表そうと傾けていたが、マストが折れる可能性もあるととして2年前には水平にしていた。同課は「特殊な金具など部品の調達もあるため、今後の対策を検討していきたい」と話している。
(安藤聡)