田原で東三河神社関係者大会

　今上陛下御即位３０年記念の東三河神社関係者大会が２６日、田原文化会館で開かれ、宮司などの神職や神社の氏子総代ら約４００人が出席、功労者表彰などを行った。
　愛知県神社庁・神社総代会東三河支部連合会（会長・白井清夫羽田八幡宮宮司）が２年に１度、東三河の７支部が持ち回りで開催しており、今回は田原支部が担当した。
　白井会長は「東三河には６１１の神社があり、１７８人の神職がいますが、氏子の皆さんの支えがあり、神社の運営ができています」と感謝し、「田原は絵画の渡辺崋山、書道の鈴木翠軒ら有名な文化人がいる。素晴らしい文化のある地で、大会が開かれることは喜ばしい」とあいさつ。山下政良田原市長、関健一郎衆議院議員が来賓あいさつを述べた。
　神社功労者表彰では、田原市の神明社責任役員・玉腰恒夫さんら１５人を表彰した。また「今上陛下御即位３０年、明治維新１５０年の佳節を迎える年に、明治の精神に思いを馳（は）せ、神宮奉賛の誠を捧（ささ）げるとともに、敬神崇祖と皇室敬慕の麗しい文化を次世代へ伝承する」などと宣言した。
　大会後はフリークライマー・尾川とも子さんの講演「壁を乗り越えて～岩の下にも３年」が行われた。
（竹下貴信）