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豊川・為当稲荷神社で255年ぶり社殿改修

床材も新装された拝殿に入るお稚児さんたち=為当稲荷神社で
床材も新装された拝殿に入るお稚児さんたち=為当稲荷神社で
改修された社殿を背に記念撮影する家族連れ=同
改修された社殿を背に記念撮影する家族連れ=同

 豊川市為当町の為当稲荷神社(山本行洋宮司)で13日、255年ぶりに行われた社殿の改修完了に伴う竣工奉祝祭や稚児行列が行われた。
 創建1060年の歴史を持つ神社で、江戸時代の宝暦13(1763)年建立とされる本殿はシロアリ被害が進み、倒壊の危険性があった。4月15日にご神体を仮殿に移す遷宮が慶応4(1868)年以来150年ぶりに行われ、半年間かけて改修工事が行われた。
 桁下部分の彫刻などは極力再利用し、新しい木材は旧材と同形状・同寸法で再建。拝殿では床板や戸も張り替えた。覆殿も含めた修繕費は約1400万円で、寄付金や氏子総代の経験者でなる「鎮座1060年記念事業奉賛会」(竹本泰一会長)による奉賛金で実現した。
 12日夜はご神体を新装した本殿に戻す本殿遷座祭が営まれ、この日は竣工奉祝祭で建築会社や功労者に感謝状を贈呈。稚児行列では華やかな衣装を着た0~11歳の100人以上の子どもたちが近隣の為当集会所から境内までを歩き、拝殿では父母らと一緒にお祓(はら)いを受けた。
 きょう14日は「ためとうマルシェ」として、飲食や花、雑貨など20店舗が境内に出店。近隣の神社に伝わる文化財や、よさこいなどの奉祝の催しも予定される。山本宮司は「立派な社殿が完成し、皆さまの氏神さまへの思いをひしひと感じる。これまでよりも地域に親しまれるお宮さんにしていきたい」と話した。
(由本裕貴)

 豊川市為当町の為当稲荷神社(山本行洋宮司)で13日、255年ぶりに行われた社殿の改修完了に伴う竣工奉祝祭や稚児行列が行われた。
 創建1060年の歴史を持つ神社で、江戸時代の宝暦13(1763)年建立とされる本殿はシロアリ被害が進み、倒壊の危険性があった。4月15日にご神体を仮殿に移す遷宮が慶応4(1868)年以来150年ぶりに行われ、半年間かけて改修工事が行われた。
 桁下部分の彫刻などは極力再利用し、新しい木材は旧材と同形状・同寸法で再建。拝殿では床板や戸も張り替えた。覆殿も含めた修繕費は約1400万円で、寄付金や氏子総代の経験者でなる「鎮座1060年記念事業奉賛会」(竹本泰一会長)による奉賛金で実現した。
 12日夜はご神体を新装した本殿に戻す本殿遷座祭が営まれ、この日は竣工奉祝祭で建築会社や功労者に感謝状を贈呈。稚児行列では華やかな衣装を着た0~11歳の100人以上の子どもたちが近隣の為当集会所から境内までを歩き、拝殿では父母らと一緒にお祓(はら)いを受けた。
 きょう14日は「ためとうマルシェ」として、飲食や花、雑貨など20店舗が境内に出店。近隣の神社に伝わる文化財や、よさこいなどの奉祝の催しも予定される。山本宮司は「立派な社殿が完成し、皆さまの氏神さまへの思いをひしひと感じる。これまでよりも地域に親しまれるお宮さんにしていきたい」と話した。
(由本裕貴)

床材も新装された拝殿に入るお稚児さんたち=為当稲荷神社で
床材も新装された拝殿に入るお稚児さんたち=為当稲荷神社で
改修された社殿を背に記念撮影する家族連れ=同
改修された社殿を背に記念撮影する家族連れ=同

カテゴリー:社会・経済 / 芸能・文化

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