豊川で21日に「JKまちづくりプロジェクト」

　豊川青年会議所（夏目喬之理事長）は「ほいとも祭」が開かれる21日（日）、豊川稲荷門前周辺で「ＪＫまちづくりプロジェクト」を開催する。市内在住の女子高生（ＪＫ）が考案した７カ所のインスタ映えスポットを案内。ＳＮＳも駆使し、影響力のある“ＪＫパワー”でまちおこしにつなげる。
　市内の女子高生ら30人が、薬師如来堂など商店街、駅前、境内に撮影スポットをプロデュース。表参道のホーロー看板や、境内にある日本最古の郵便ポストなどを題材に飾り付けなどでアレンジし、グループごとに来場者を案内し、スマートフォンのカメラの加工技術も使った撮影などを助言したり、記念撮影に応じる。
　イベントの告知や当日の様子は女子高生らに人気のＳＮＳインスタグラムで発信する予定で、市内外から来場を呼び掛ける。参加した先着３００人には女子高生に人気の電球ボトルドリンクをプレゼントする。
　選挙権が満18歳に引き下げられたのに伴い、若い主権者の意識向上を図る取り組みで、女子高生主体のまちづくりを実践する福井県鯖江市のＪＫ課の講演を３月に受けた豊川ＪＣのメンバーが発案。豊川駅前やイオン豊川店での聞き込みで賛同してくれた女子生徒ら４人を名前の頭文字から「ＡＳＭＡ」と名付け、一緒に企画を練ってきた。今回の30人も、４人の呼び掛けで参加する。
　「豊川稲荷は正月以外は人が少なくて、寂しいと感じた」と話すＡＳＭＡのまなみさん（16）。「まちづくりに関わる楽しさを実感し、周りの人を笑顔にしたい。（豊川ＪＣに）議員さんもいて政治に対するイメージも変わった」と話す。
　当日は午前10時から午後３時まで。参加無料。雨天中止。
（由本裕貴）