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3、4日に豊橋でプロの演出による高校生舞台

本番に向け、稽古に励む高校生ら=プラットで
本番に向け、稽古に励む高校生ら=プラットで

 プロが演出し、高校生たちが演じる演劇「滅びの子らに星の祈りを」が3、4の両日、豊橋市穂の国とよはし芸術劇場プラットで上演される。5月のオーディションで選ばれた出演者12人は公演初日に向け、稽古に熱が入る。
 同劇は、企画「高校生と創る演劇」としてプラットが芸術文化の人材育成などを目的に実施。2014(平成26)年から、高校に通う年代の若者がプロの演出家・スタッフと演劇を作り上げており、5作目となる。
 物語は、月や火星への移住を余儀なくされ始めた300年後の世界が舞台。人類が地球に住むことができるのはあと70年と言われる中、宇宙ステーションの事故で、先行して月へと修学旅行に出かけた5人と地球に残った7人が離ればなれになった6日間を描く。
 脚本・演出家、演出家の須貝英さん(33)=東京都=が、出演する12人をイメージして書き上げたオリジナルの脚本。「1人の人間が1人として存在していることの意味、存在の大きさを伝えたい」と須貝さん。5年前、友人が自殺して以降、作品に込めることが多くなったメッセージだが、今回は一層思いが強い。8月に4日間のワークショップがあり、須貝さんは出演者との面談の中でキャラクターを作り上げていった。
 9月24日から週6日間の稽古を重ね、10月31日夜には衣装を着た通し稽古を行った。
 過去から来る転校生を演じる私立桜丘高校演劇部の松井望寧さん(17)は「演劇が今までより好きになったし、難しいと思う部分も増えた。演劇以外でも人生で大事なことを教えてもらった」。演技経験がない県立豊丘高の稲子朋花さん(15)は、無重力アレルギーで兄と離ればなれになった妹という難しい役どころ。「広い視野で見ることができるようになって、毎日が刺激的です。一番救いどころのない役だが、強く生きている姿を見てほしい」と話す。
 公演は3日が午後1時と同6時、4日は午後1時と同5時。各回終了後には、演出家と出演者によるアフタートークもある。チケットは一般2000円、24歳以下1000円、高校生以下500円で、未就学児童は入場不可。各日午前10時から劇場で当日券を販売する。チケットの予約、問い合わせはプラットチケットセンター(0532・39・3090)へ。
(飯塚雪)

 プロが演出し、高校生たちが演じる演劇「滅びの子らに星の祈りを」が3、4の両日、豊橋市穂の国とよはし芸術劇場プラットで上演される。5月のオーディションで選ばれた出演者12人は公演初日に向け、稽古に熱が入る。
 同劇は、企画「高校生と創る演劇」としてプラットが芸術文化の人材育成などを目的に実施。2014(平成26)年から、高校に通う年代の若者がプロの演出家・スタッフと演劇を作り上げており、5作目となる。
 物語は、月や火星への移住を余儀なくされ始めた300年後の世界が舞台。人類が地球に住むことができるのはあと70年と言われる中、宇宙ステーションの事故で、先行して月へと修学旅行に出かけた5人と地球に残った7人が離ればなれになった6日間を描く。
 脚本・演出家、演出家の須貝英さん(33)=東京都=が、出演する12人をイメージして書き上げたオリジナルの脚本。「1人の人間が1人として存在していることの意味、存在の大きさを伝えたい」と須貝さん。5年前、友人が自殺して以降、作品に込めることが多くなったメッセージだが、今回は一層思いが強い。8月に4日間のワークショップがあり、須貝さんは出演者との面談の中でキャラクターを作り上げていった。
 9月24日から週6日間の稽古を重ね、10月31日夜には衣装を着た通し稽古を行った。
 過去から来る転校生を演じる私立桜丘高校演劇部の松井望寧さん(17)は「演劇が今までより好きになったし、難しいと思う部分も増えた。演劇以外でも人生で大事なことを教えてもらった」。演技経験がない県立豊丘高の稲子朋花さん(15)は、無重力アレルギーで兄と離ればなれになった妹という難しい役どころ。「広い視野で見ることができるようになって、毎日が刺激的です。一番救いどころのない役だが、強く生きている姿を見てほしい」と話す。
 公演は3日が午後1時と同6時、4日は午後1時と同5時。各回終了後には、演出家と出演者によるアフタートークもある。チケットは一般2000円、24歳以下1000円、高校生以下500円で、未就学児童は入場不可。各日午前10時から劇場で当日券を販売する。チケットの予約、問い合わせはプラットチケットセンター(0532・39・3090)へ。
(飯塚雪)

本番に向け、稽古に励む高校生ら=プラットで
本番に向け、稽古に励む高校生ら=プラットで

カテゴリー:社会・経済 / 地域・教育

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