「コンコン豊川」結成20周年イベント

　豊川稲荷（豊川閣妙厳寺）で23日、豊川市のよさこい鳴子踊りファミリーチーム「コンコン豊川」（宮地歌奈子代表）が結成20周年記念イベントを開催した。市内外から交流のあるよさこいチーム20団体を招待し、境内で迫力ある演舞を披露した。
　豊川稲荷は毎年春と秋の大祭で演舞しており、おひざ元とも言える場所。境内を会場に、アップテンポな曲と一糸乱れぬ踊りで来場者を魅了。同じく発足20周年を迎える「鳴海商工会・猩々（しょうじょう）」（名古屋市）をはじめ、市内の「音羽華炎」などのよさこい仲間たちが集まり、順番に演舞を披露した。
　コンコン豊川は１９９９（平成11）年、名古屋市での「にっぽんど真ん中祭り」第１回大会に参加しようと、豊川稲荷門前の女将たちが豊川商工会議所青年部や地域住民と協力して結成した。
　オープニングの総踊りでは、旗振り役となった「いなり寿司専門店まつや」の藤井智香子さんが歌う中、豊川観光音頭をアレンジした記念すべき初代チーム演舞曲「狐舞（きつねまい）」を参加者全員で踊った。
　コンコン豊川には２歳から73歳までの老若男女68人が在籍。宮地代表は「苦しいこともあったけど、20年を迎えられて幸せ。20年経ち、ようやく道の風景が見えてくるという言葉もある。きょうは皆さんの笑顔が弾ける素晴らしい１日になれば」とあいさつした。
　参加者らは演舞だけでなく、本殿での祈祷（きとう）や精進料理で、豊川稲荷の魅力も堪能していた。　
（由本裕貴）