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豊橋でまちじゅう図書館控えトークイベント

「本のある街」などについて話す内沼さん=プラットで
「本のある街」などについて話す内沼さん=プラットで

 中心街のまちなかにある店舗、施設に本棚を設け、置かれた本を読んだり、借りたり、店主や訪れた人らが交流のできるプロジェクト「まちじゅう図書館」を26日から始めるのに合わせ、豊橋市は24日、穂の国とよはし芸術劇場プラットで「本の魅力、本のある街とは?」と題したトークイベントなどを開いた。
 講師は、東京・下北沢で本だけでなく、ビールや家具を販売し、トークイベントも開催する書店「本屋B&B」を開業する傍ら、公共や民間の本にまつわる事業などにかかわる内沼晋太郎さんが務めた。
 内沼さんは、店舗や行政、地元企業など「それぞれの立場で、街に対してできることは違う」とし、自身を例に「書店経営の私が本のある街のためにできること」として、イベントなどをやることで本好きの人をまちに呼び込む▽その人たちが歩き回る周辺のマップを作る▽映画祭などイベントの開催時に関連本などを出張販売-などを紹介。
 「行政なら書店ビジネスからこぼれおちる本を扱う。地元の書店と図書館のつながりをつくり、連携する。まちの中に本と出会うさまざまな機会をつくる」などと、各立場でできる事例を挙げた。
 住民としてできることも話し「そのまちで本を読む、楽しむ。本で遊ぶ、本でまちを盛り上げる」とし、「大事なのは、ガタガタ言わず連携すること」と訴えた。
 その上で「本のある街とは、本を読む人がたくさんいて、面白さが渦巻いているまち。ここに向かって、それぞれの立場で行動する人が増えているまち」と説明した。
 まちじゅう図書館については「本に出会える環境があるのは、いいこと。本を置く店側の立場からみたら、来店の機会にできるだけでなく、自分たちの考え、個人のパーソナリティーを示すこともできる」と述べた。
 まちじゅう図書館は、豊橋駅南側の「水上ビル」エリアを中心にした店舗と施設の10カ所でスタート。グラフィックデザイナー、建築家らが作った本棚が置かれる。各店舗などでは、今月下旬から来月中旬にかけてミニイベントも実施する。
 3年後には、水上ビルに近い駅前大通2丁目地区市街地再開発事業で誕生するビルに市の「まちなか図書館(仮称)」が開館する。
(中村晋也)

 中心街のまちなかにある店舗、施設に本棚を設け、置かれた本を読んだり、借りたり、店主や訪れた人らが交流のできるプロジェクト「まちじゅう図書館」を26日から始めるのに合わせ、豊橋市は24日、穂の国とよはし芸術劇場プラットで「本の魅力、本のある街とは?」と題したトークイベントなどを開いた。
 講師は、東京・下北沢で本だけでなく、ビールや家具を販売し、トークイベントも開催する書店「本屋B&B」を開業する傍ら、公共や民間の本にまつわる事業などにかかわる内沼晋太郎さんが務めた。
 内沼さんは、店舗や行政、地元企業など「それぞれの立場で、街に対してできることは違う」とし、自身を例に「書店経営の私が本のある街のためにできること」として、イベントなどをやることで本好きの人をまちに呼び込む▽その人たちが歩き回る周辺のマップを作る▽映画祭などイベントの開催時に関連本などを出張販売-などを紹介。
 「行政なら書店ビジネスからこぼれおちる本を扱う。地元の書店と図書館のつながりをつくり、連携する。まちの中に本と出会うさまざまな機会をつくる」などと、各立場でできる事例を挙げた。
 住民としてできることも話し「そのまちで本を読む、楽しむ。本で遊ぶ、本でまちを盛り上げる」とし、「大事なのは、ガタガタ言わず連携すること」と訴えた。
 その上で「本のある街とは、本を読む人がたくさんいて、面白さが渦巻いているまち。ここに向かって、それぞれの立場で行動する人が増えているまち」と説明した。
 まちじゅう図書館については「本に出会える環境があるのは、いいこと。本を置く店側の立場からみたら、来店の機会にできるだけでなく、自分たちの考え、個人のパーソナリティーを示すこともできる」と述べた。
 まちじゅう図書館は、豊橋駅南側の「水上ビル」エリアを中心にした店舗と施設の10カ所でスタート。グラフィックデザイナー、建築家らが作った本棚が置かれる。各店舗などでは、今月下旬から来月中旬にかけてミニイベントも実施する。
 3年後には、水上ビルに近い駅前大通2丁目地区市街地再開発事業で誕生するビルに市の「まちなか図書館(仮称)」が開館する。
(中村晋也)

「本のある街」などについて話す内沼さん=プラットで
「本のある街」などについて話す内沼さん=プラットで

カテゴリー:社会・経済

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