豊橋で「全国都市改善改革実践事例発表会」

　業務改善に積極的に取り組んでいる自治体が集う「全国都市改善改革実践事例発表会」が22日、豊橋市の穂の国とよはし芸術劇場プラットで開かれた。
　鹿児島県出水市から岩手県北上市まで市や県など31の自治体が参加。５～10分で市民サービスの向上、働き方改革などを目指した日頃の業務改善の取り組み、成果などを報告した。
　開催地の豊橋市の佐原光一市長が「改善の意見交換、情報共有で前へ進んでいきましょう。すばらしい取り組みを拝聴し、市政に反映させたい」とあいさつ。同市を皮切りに発表し、大学や民間企業などの６人が審査委員となり、それぞれにコメントした。
　豊橋市は、農業支援課の職員が登壇し、業務改善のポイントを説明。「問題に対し、なぜを追求し、気楽に仲間とわいわい解決する」などと紹介し、改善内容などの見える化、成果を削減時間として数値化したことも述べた。
　宮崎県都城市は、市町村合併により四つあった第３セクターの有効活用のため改善を実施。「３セクに横串を通し、交流の場を設けた」ことで仕入れの共通、連携によるイベントの実施などができた。さらに「副産物として４社の合併に至った。小さな改善から合併が生まれた」などと話した。
（中村晋也）