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豊橋のさくらピアで「3・11を忘れない集い」

豊橋大停電について話す鈴木氏=さくらピアで
豊橋大停電について話す鈴木氏=さくらピアで

 豊橋市障害者福祉会館(さくらピア)で10日、「さくらピア3・11を忘れない集い」が開かれた。東日本大震災の追悼・復興祈念行事で、障害当事者や保護者、同館利用者や関心のある市民ら45人が参加した。
 同館では、東北支援バザーや防災頭巾作り、防災講話など、被災地に思いを馳(は)せると共に当地の防災を考えようと毎年多彩な催しを続ける。今年は「豊橋大停電ふりかえる」と題し、昨年9月30日夜に東三河に最接近した台風24号に伴う大規模停電を振り返り、今後の対策について考えた。
 この日は震災犠牲者への黙とうの後、豊橋障害者(児)団体連合協議会の山下徹会長が「停電時に障害者が困ること」と題し基調講演。停電時に自身が対応した事例をあげ、停電が続くと命にかかわる人がいることなどについて話したほか、震災時に頼る先が少なくて避難の方法が限られた東日本大震災の被災者が「障害者の自立には依存先をたくさん持つことが大事と実感した」という話を紹介し、「依存先を多く持っておくと、有事の時にパニックは減るかと思う。いろんな人とつながり、」などと述べた。
 次に、同市防災危機管理課の鈴木元気氏が「豊橋大停電をふりかえる」の題で講演。鈴木氏は停電の被害状況や復旧への流れなど説明し、「停電はなくせません」と前置きした上で、「備蓄品の充実」「停電情報の確認」、風に飛びそうなものの固定など「事前の停電防止対策」、台風後の断線など「停電情報の通報」を呼びかけ、災害対応に遅れが出るので市役所に問い合わせしないよう求めた。
 講演後は、参加者が小グループに分かれて停電当時の状況や今後の備えについて活発に話し合い、心と物資の両方の準備の重要さを確認しあった。
(田中博子)

 豊橋市障害者福祉会館(さくらピア)で10日、「さくらピア3・11を忘れない集い」が開かれた。東日本大震災の追悼・復興祈念行事で、障害当事者や保護者、同館利用者や関心のある市民ら45人が参加した。
 同館では、東北支援バザーや防災頭巾作り、防災講話など、被災地に思いを馳(は)せると共に当地の防災を考えようと毎年多彩な催しを続ける。今年は「豊橋大停電ふりかえる」と題し、昨年9月30日夜に東三河に最接近した台風24号に伴う大規模停電を振り返り、今後の対策について考えた。
 この日は震災犠牲者への黙とうの後、豊橋障害者(児)団体連合協議会の山下徹会長が「停電時に障害者が困ること」と題し基調講演。停電時に自身が対応した事例をあげ、停電が続くと命にかかわる人がいることなどについて話したほか、震災時に頼る先が少なくて避難の方法が限られた東日本大震災の被災者が「障害者の自立には依存先をたくさん持つことが大事と実感した」という話を紹介し、「依存先を多く持っておくと、有事の時にパニックは減るかと思う。いろんな人とつながり、」などと述べた。
 次に、同市防災危機管理課の鈴木元気氏が「豊橋大停電をふりかえる」の題で講演。鈴木氏は停電の被害状況や復旧への流れなど説明し、「停電はなくせません」と前置きした上で、「備蓄品の充実」「停電情報の確認」、風に飛びそうなものの固定など「事前の停電防止対策」、台風後の断線など「停電情報の通報」を呼びかけ、災害対応に遅れが出るので市役所に問い合わせしないよう求めた。
 講演後は、参加者が小グループに分かれて停電当時の状況や今後の備えについて活発に話し合い、心と物資の両方の準備の重要さを確認しあった。
(田中博子)

豊橋大停電について話す鈴木氏=さくらピアで
豊橋大停電について話す鈴木氏=さくらピアで

カテゴリー:社会・経済

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