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豊川にバスケパーク実現目指す小林さん

留学先ポートランドのNBAチームを観戦する小林さん。バスケ愛は人一倍強い
留学先ポートランドのNBAチームを観戦する小林さん。バスケ愛は人一倍強い
グレープ・パークの建設予定地=豊川市土筒町で
グレープ・パークの建設予定地=豊川市土筒町で

 豊川市出身のラジオDJで、市観光大使も務める「コバタク」こと小林拓一郎さん(39)が、故郷にバスケットボールコートを軸としたコミュニティ施設の建設構想を進めている。亡き父が遺したブドウ農園跡地で、かつて夢見た米国のストリート文化をモチーフにした、映画のような空間が誕生しそうだ。
 名古屋市のラジオ局ZIP-FMでミュージックナビゲーターを務める小林さんが、地元で一大構想を進行中だ。豊川市土筒町の約2000平方㍍にバスケコート1面をはじめ、客席や駐車場を整備。コーヒーを提供するカフェも設ける。国道151号が近く、豊橋や新城からも訪れやすい。
 Bリーグのシーホース三河でホームコートMCも務める小林さんは幼少期からバスケに励み、高校卒業後にNBA入団を夢見て渡米、オレゴン州ポートランドの大学に入学した経緯がある。「子どものころ、米国のストリートのような近場で気軽にバスケができる場所がほしかった。ないなら、自分で作ってしまおうと」。地元の子どもらを招いた大会や交流のあるプロ選手を招いた教室のほか、ヨガイベントや防災用備蓄品の管理など、地域住民への提供機会も計画している。
 転機は昨年10月、敷地を所有する父・吉光さん(70)の急死だった。昔よく訪れた思い出のブドウ農園は売却も検討されたが、母・眞里子さん(67)を笑顔にしたい思いもあり、ここで夢を実現させる決心をした。「人生はいつ何があるか分からない。もう一度“親不孝者”になってみようかなと(笑い)」。両親の思いを胸に、施設名は「グレープ・パーク」にするつもりだ。
 友人ら協力者も増えており、プロジェクト名は「フィールド・オブ・ドリームス」。ケビン・コスナー演じる農家の男性が、トウモロコシ畑をつぶして野球場を作ると不思議な現象が起き始め、幽霊として現れた亡き父と再会する名作映画と同名だ。豊川の地で、映画さながらの夢の詰まった場所が生まれる。
(由本裕貴)

 豊川市出身のラジオDJで、市観光大使も務める「コバタク」こと小林拓一郎さん(39)が、故郷にバスケットボールコートを軸としたコミュニティ施設の建設構想を進めている。亡き父が遺したブドウ農園跡地で、かつて夢見た米国のストリート文化をモチーフにした、映画のような空間が誕生しそうだ。
 名古屋市のラジオ局ZIP-FMでミュージックナビゲーターを務める小林さんが、地元で一大構想を進行中だ。豊川市土筒町の約2000平方㍍にバスケコート1面をはじめ、客席や駐車場を整備。コーヒーを提供するカフェも設ける。国道151号が近く、豊橋や新城からも訪れやすい。
 Bリーグのシーホース三河でホームコートMCも務める小林さんは幼少期からバスケに励み、高校卒業後にNBA入団を夢見て渡米、オレゴン州ポートランドの大学に入学した経緯がある。「子どものころ、米国のストリートのような近場で気軽にバスケができる場所がほしかった。ないなら、自分で作ってしまおうと」。地元の子どもらを招いた大会や交流のあるプロ選手を招いた教室のほか、ヨガイベントや防災用備蓄品の管理など、地域住民への提供機会も計画している。
 転機は昨年10月、敷地を所有する父・吉光さん(70)の急死だった。昔よく訪れた思い出のブドウ農園は売却も検討されたが、母・眞里子さん(67)を笑顔にしたい思いもあり、ここで夢を実現させる決心をした。「人生はいつ何があるか分からない。もう一度“親不孝者”になってみようかなと(笑い)」。両親の思いを胸に、施設名は「グレープ・パーク」にするつもりだ。
 友人ら協力者も増えており、プロジェクト名は「フィールド・オブ・ドリームス」。ケビン・コスナー演じる農家の男性が、トウモロコシ畑をつぶして野球場を作ると不思議な現象が起き始め、幽霊として現れた亡き父と再会する名作映画と同名だ。豊川の地で、映画さながらの夢の詰まった場所が生まれる。
(由本裕貴)

留学先ポートランドのNBAチームを観戦する小林さん。バスケ愛は人一倍強い
留学先ポートランドのNBAチームを観戦する小林さん。バスケ愛は人一倍強い
グレープ・パークの建設予定地=豊川市土筒町で
グレープ・パークの建設予定地=豊川市土筒町で

カテゴリー:社会・経済 / スポーツ

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