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蒲郡市生命の海科学館で2つの企画展

地球の姿を色ごとに紹介する企画展=蒲郡市生命の海科学館で
地球の姿を色ごとに紹介する企画展=蒲郡市生命の海科学館で
有料展示室で見られる月隕石=同
有料展示室で見られる月隕石=同

 アポロ宇宙船で月面着陸してから50年を迎えるのに合わせ、蒲郡市生命の海科学館は2つの企画展を行っている。同館3階のエントランス部分(無料)では写真展「色彩2019 宇宙から見た地球の姿」、展示室(有料)では月隕石(いんせき)が見られる。
 写真展では人工衛星や国際宇宙ステーション(ISS)から撮影した画像を展示。46億年前から現代まで地球の移り変わりを色別にして紹介している。
 46億年前は「赤」として隕石と衝突したアフリカ北部アルジェリアのクレーター、38億年前は「青碧」として鉄分を含んだ緑がかった色、25億年は「錆(さび)色」として光合成を始めて海にとけこんでいた鉄がさびて底にたまっていたことを表すロシアの川、アメリカ・ミシガン州の採石場所にある池が染まる画像で説明している。
 また22億年は「白」として3度あった全球凍結を説明し、南極海の海氷写真を掲載。現代は上空からの夜景写真を展示している。
 一方、「月隕石」は3点を展示。月面の岩石が隕石と衝突して地球に落ちてきたもので、岐阜聖徳大学の川上紳一教授が所有する2000年代以後に北西アフリカで見つかったものが見られる。
 山中敦子館長は「月面着陸から半世紀。その間に宇宙の研究が進み、関連する設備にも進歩が見られている。地球の誕生から現在までの移り変わりを見て感じてもらえれば」と話している。
 写真展は6月23日、月隕石展示は9月16日まで。開館時間は午前9時から午後5時。火曜休館。有料展示室は小中学生200円、高校生以上500円。
(安藤聡)

 アポロ宇宙船で月面着陸してから50年を迎えるのに合わせ、蒲郡市生命の海科学館は2つの企画展を行っている。同館3階のエントランス部分(無料)では写真展「色彩2019 宇宙から見た地球の姿」、展示室(有料)では月隕石(いんせき)が見られる。
 写真展では人工衛星や国際宇宙ステーション(ISS)から撮影した画像を展示。46億年前から現代まで地球の移り変わりを色別にして紹介している。
 46億年前は「赤」として隕石と衝突したアフリカ北部アルジェリアのクレーター、38億年前は「青碧」として鉄分を含んだ緑がかった色、25億年は「錆(さび)色」として光合成を始めて海にとけこんでいた鉄がさびて底にたまっていたことを表すロシアの川、アメリカ・ミシガン州の採石場所にある池が染まる画像で説明している。
 また22億年は「白」として3度あった全球凍結を説明し、南極海の海氷写真を掲載。現代は上空からの夜景写真を展示している。
 一方、「月隕石」は3点を展示。月面の岩石が隕石と衝突して地球に落ちてきたもので、岐阜聖徳大学の川上紳一教授が所有する2000年代以後に北西アフリカで見つかったものが見られる。
 山中敦子館長は「月面着陸から半世紀。その間に宇宙の研究が進み、関連する設備にも進歩が見られている。地球の誕生から現在までの移り変わりを見て感じてもらえれば」と話している。
 写真展は6月23日、月隕石展示は9月16日まで。開館時間は午前9時から午後5時。火曜休館。有料展示室は小中学生200円、高校生以上500円。
(安藤聡)

地球の姿を色ごとに紹介する企画展=蒲郡市生命の海科学館で
地球の姿を色ごとに紹介する企画展=蒲郡市生命の海科学館で
有料展示室で見られる月隕石=同
有料展示室で見られる月隕石=同

カテゴリー:社会・経済 / イベント

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