渥美RCが創立50周年記念式典

　渥美ロータリークラブ（河合光志会長）の創立50周年記念式典が７日、近隣クラブの役員、来賓らを迎えて田原市伊良湖町の伊良湖シーパーク＆スパで開かれ、会員らは半世紀の節目を祝うとともに、さらなる奉仕活動に誓いを新たにした。
　同クラブは１９６９（昭和44）年、田原ロータリークラブをスポンサークラブに会員27人で県内36番目のクラブとして設立された。
　式典では、ロータリー１００周年を記念し、同市福江町を流れる免々田川沿いで河津桜と菜の花による「常春の里、渥美づくり」を始めて15年を迎え、県内外から行楽客が訪れることに触れ「桜まつりをロータリーデーとして地域の人たちと共に楽しみ、これからも地域に奉仕できる活動を継続していきたい」と決意を述べた。
　渡会一昭創立50周年実行委員長は「先輩諸兄の偉大な努力で発展し、50周年式典が開催できるのはこの上ない喜び」とあいさつ。川口敏郎記念事業実行委員長が、講演会開催の記念事業を発表した。
　また、ロータリー財団、田原市にそれぞれ30万円を贈り、目録の贈呈式が開かれた。
　来賓の国際ロータリー第２７６０地区（愛知県）の村井總一郎ガバナーは「桜と菜の花をつくりあげた活動はすばらしい。渥美のまちで行う奉仕活動がより多くの人を巻き込む活動になることを」、山下政良市長は渥美地区のまちづくりを説明した上で「これからも渥美地区の奉仕活動に活躍してほしい」とそれぞれ期待を寄せた。
　記念事業の講演会「人口減少・高齢化の進む中で若者が集まるまちづくり」は５月11日午後２時からで、田原市渥美文化会館。日本総合研究所主席研究員・藻谷浩介氏（53）を講師に迎える。入場無料。
（中村晋也）