文字の大きさ

豊川の全小中学校 普通教室へのエアコン設置完了

エアコンが運転する涼しい教室で授業を受ける子どもたち=一宮西部小で
エアコンが運転する涼しい教室で授業を受ける子どもたち=一宮西部小で

 豊川市内のすべての小中学校の普通教室へのエアコン設置が、この夏までに完了した。真夏に向けて徐々に気温が上がっており、一部の学校では今週から稼働をスタート。東三河では先進的な事業で、今季限りで引退を表明した山脇市政の“置き土産”が児童らに笑顔を与えている。
 昨秋に空調設備が整備された一宮町の一宮西部小学校では、気温が27度を超えた場合にエアコン稼働を決めており、19日から初めて運転をスタート。6年生は気温が高い午後も授業が多く、夏目智世さんは「涼しくて気持ちがいい。勉強に集中しやすくて、はかどります」と笑顔。小林哲大君も「体育の授業や、外で遊んで汗をかいて戻ってきても大丈夫です」と話した。
 「子育てするなら豊川市」を公約に掲げる山脇市長は、2017(平成29)年度から学校へのエアコン設置を開始。高校受験を考慮し、先に中学校全10校に整備した後、小学校でも昨年度までに14校で設置。残る12校は今年度中の設置工事を予定していたが、昨年の12月議会で補正予算が承認され、冬から工事を開始。当初の予定よりも1年早く、今夏から全校で快適な教室で授業を受けられるようになった。
 昨年は命に関わるほどの猛暑が日本列島を襲い、豊田市では小1男児が熱中症で死亡。これ以降、豊橋市や蒲郡市などでは小中学校への空調設置事業を本格的に開始したが、豊川市ではすでに開始していたため、一足早い全校への整備完了となった。市は引き続き、ふるさと納税も活用して2020(令和2)年度までに保育園すべての保育室への設置も進めている。
(由本裕貴)

 豊川市内のすべての小中学校の普通教室へのエアコン設置が、この夏までに完了した。真夏に向けて徐々に気温が上がっており、一部の学校では今週から稼働をスタート。東三河では先進的な事業で、今季限りで引退を表明した山脇市政の“置き土産”が児童らに笑顔を与えている。
 昨秋に空調設備が整備された一宮町の一宮西部小学校では、気温が27度を超えた場合にエアコン稼働を決めており、19日から初めて運転をスタート。6年生は気温が高い午後も授業が多く、夏目智世さんは「涼しくて気持ちがいい。勉強に集中しやすくて、はかどります」と笑顔。小林哲大君も「体育の授業や、外で遊んで汗をかいて戻ってきても大丈夫です」と話した。
 「子育てするなら豊川市」を公約に掲げる山脇市長は、2017(平成29)年度から学校へのエアコン設置を開始。高校受験を考慮し、先に中学校全10校に整備した後、小学校でも昨年度までに14校で設置。残る12校は今年度中の設置工事を予定していたが、昨年の12月議会で補正予算が承認され、冬から工事を開始。当初の予定よりも1年早く、今夏から全校で快適な教室で授業を受けられるようになった。
 昨年は命に関わるほどの猛暑が日本列島を襲い、豊田市では小1男児が熱中症で死亡。これ以降、豊橋市や蒲郡市などでは小中学校への空調設置事業を本格的に開始したが、豊川市ではすでに開始していたため、一足早い全校への整備完了となった。市は引き続き、ふるさと納税も活用して2020(令和2)年度までに保育園すべての保育室への設置も進めている。
(由本裕貴)

エアコンが運転する涼しい教室で授業を受ける子どもたち=一宮西部小で
エアコンが運転する涼しい教室で授業を受ける子どもたち=一宮西部小で

カテゴリー:社会・経済 / 政治・行政

 PR

PR