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豊橋で園児と尾車部屋の力士が交流

力を合わせて富士ノ風を押し出す園児ら=豊橋中央高校体育館で
力を合わせて富士ノ風を押し出す園児ら=豊橋中央高校体育館で

 大相撲名古屋場所を来月に控えた尾車部屋の力士らを迎え、豊橋市鍵田町のたかくら幼稚園(高倉宣夫園長)は25日、「お相撲さんと遊ぼう」と題した交流会を同町の私立豊橋中央高校体育館で開いた。
 毎年恒例の行事として1991(平成3)年から続けており、昨年と同じく序二段・富士ノ風(42)と同・宙風(20)が訪れた。年長児の山本葵ちゃんが「どれくらい食べたら大きくなれますか」と質問すると、宙風は「おにぎりだったら50個くらい」、富士ノ風は「焼肉30人前を1人で食べる」と応じた。また、年長児の陶山大志くんの「練習はどれくらいしますか」との問いには「休みはほとんどなく、毎日練習している」と答えた。
 取り組みでは、年中児と年長児が数名ずつのグループに分かれ、体育館の床に描かれた直径4㍍55㌢の土俵に見立てた円の内側で相撲をした。
 昨年は泣き出す園児がいたためか、今年は両力士とも園児らにさらに優しいまなざしを注ぎ、束になった園児らに押し出されるなど、和やかな場面が多くみられた。
 富士ノ風と取り組みをした年長児の天野莉来くんは「お相撲さんのおなかを押しても、へこまなかった。相撲もダンスも練習を頑張ったのでよくできた。お相撲さんにはまた来てほしい」と話した。また、保護者の陶山枝美さんは「昨年は欠席したので今年初めての取り組みとなり、(わが子の)成長した姿が見られて感動した」と喜んでいた。
 園児らからは歌やダンスのプレゼントがあり、握手や写真撮影も行われた。
 以前、地方場所の宿舎が豊橋市内にあったため交流が始まったが、現在は瀬戸にあるため、力士らは午前6時に起き、朝稽古を済ませてから電車で豊橋へ移動。正午近くまで園児らと交流し、瀬戸に戻ってから“朝ごはん”をとる。
 2人の力士は次回の交流会を楽しみにしているといい、園児らからもらったパワーで名古屋場所に挑んでいく。
(小島幸子)

 大相撲名古屋場所を来月に控えた尾車部屋の力士らを迎え、豊橋市鍵田町のたかくら幼稚園(高倉宣夫園長)は25日、「お相撲さんと遊ぼう」と題した交流会を同町の私立豊橋中央高校体育館で開いた。
 毎年恒例の行事として1991(平成3)年から続けており、昨年と同じく序二段・富士ノ風(42)と同・宙風(20)が訪れた。年長児の山本葵ちゃんが「どれくらい食べたら大きくなれますか」と質問すると、宙風は「おにぎりだったら50個くらい」、富士ノ風は「焼肉30人前を1人で食べる」と応じた。また、年長児の陶山大志くんの「練習はどれくらいしますか」との問いには「休みはほとんどなく、毎日練習している」と答えた。
 取り組みでは、年中児と年長児が数名ずつのグループに分かれ、体育館の床に描かれた直径4㍍55㌢の土俵に見立てた円の内側で相撲をした。
 昨年は泣き出す園児がいたためか、今年は両力士とも園児らにさらに優しいまなざしを注ぎ、束になった園児らに押し出されるなど、和やかな場面が多くみられた。
 富士ノ風と取り組みをした年長児の天野莉来くんは「お相撲さんのおなかを押しても、へこまなかった。相撲もダンスも練習を頑張ったのでよくできた。お相撲さんにはまた来てほしい」と話した。また、保護者の陶山枝美さんは「昨年は欠席したので今年初めての取り組みとなり、(わが子の)成長した姿が見られて感動した」と喜んでいた。
 園児らからは歌やダンスのプレゼントがあり、握手や写真撮影も行われた。
 以前、地方場所の宿舎が豊橋市内にあったため交流が始まったが、現在は瀬戸にあるため、力士らは午前6時に起き、朝稽古を済ませてから電車で豊橋へ移動。正午近くまで園児らと交流し、瀬戸に戻ってから“朝ごはん”をとる。
 2人の力士は次回の交流会を楽しみにしているといい、園児らからもらったパワーで名古屋場所に挑んでいく。
(小島幸子)

力を合わせて富士ノ風を押し出す園児ら=豊橋中央高校体育館で
力を合わせて富士ノ風を押し出す園児ら=豊橋中央高校体育館で

カテゴリー:社会・経済

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