学校給食アイデア料理コンで山本君市長賞

　豊橋市内の小・中学生が特産農畜産物を使った献立のアイデアを競う「学校給食アイデア料理コンテスト」が29日、同市保健所ほいっぷであり、グランプリの市長賞に市立幸小学校４年の山本徠翔（らいと）君（９）の「豊橋ベジタブル担々麺」が選ばれた。
　豊橋市学校給食協会が主催。応募総数は66点で、各調理場の栄養教諭による書類審査を通過した５品を考えた児童、生徒５人が作った。
　この日は、ウズラ卵や大葉、キャベツなどを取り入れたオリジナルレシピを親子で１時間かけて調理。市教育委員会や豊橋農協の代表者らが、味や独創性、見た目などを審査した。
　山本君は、トマトの酸味を生かした給食で人気の麺類を考案。福岡理央さん(つつじが丘小６)は好きなスナップエンドウの色や食感、甘味を引き出したドライカレー、渡瀬いづみさん(豊城中２)は苦手な野菜をたくさん食べられるようにスープカレーに仕上げ、岩本桜夢さん(同)はニンニクを使わずにチャプチェを作り、大葉とゴマの香りが食欲をそそる一品。　
　アイデアが光ったのは、杉原佑季さん(同)のスタミナ炒め。甘酒に豚肉を漬けることで甘みとコクのある料理となっており、「これで夏を乗り越えてほしいと思って作った」と話した。
　後日、５品の中から大量調理向きのものが選ばれ、今年の冬と来年の夏ごろに学校給食で提供される。
　市長賞以外は次の皆さん。
　教育委員会賞＝岩本桜夢「野菜たっぷりチャプチェ」▽豊橋農業協同組合長賞＝渡瀬いづみ「冬瓜とナスのトマトスープカレー」▽豊橋養鶉農業協同組合長賞＝杉原佑季「夏のスタミナ炒め」▽市学校給食協会理事長賞＝福岡理央「スナップエンドウのドライカレー」
（飯塚雪）