乾杯には東三河の飲料を

　東三河の若手経済人らでつくる五つの青年会議所（ＪＣ）で構成する東三河５ＪＣ広域問題研究会は26日、乾杯の際に東三河の飲料を推奨する「乾杯における宣誓書」の調印式を開いた。５ＪＣの各理事長が署名し、今後、各ＪＣが地域に広げていく。
　東三河をより魅力的な地域にするには、住民の郷土愛を醸成することが必要とし、そこで東三河で作られた飲料や東三河産の食材を使った飲料を乾杯に用いることを考えた。
　同研究会の藤江信彰副会長は「市町村域を越えた取り組みで、他地域の特産品を知るきっかけにもなる。この地域への愛着が深まり、東三河の住民という意識の醸成、一体感の創出につながる」と期待を込めて話す。
　調印式は研究会の会合に先駆け、田原市の崋山会館であり、松尾篤会長が「東三河のものを使って乾杯する。ＪＣから『東三河は一つ』を盛り上げ、行動を起こしていこう」と約80人を前に呼び掛けた。この後、田原、蒲郡、新城、豊川、豊橋の５ＪＣの理事長が順番に宣誓書に署名。会合後の懇親会では、早速、同市のトマトを使ったジュースで乾杯した。
　今後、各ＪＣが主催する会の乾杯で実施。酒や飲食などの関係団体、他団体にも広げていく。
（中村晋也）