金子選手がプロ自転車競技大会で19連覇

豊橋競輪場で地元の声援後押し

　「第47回中部地区プロ自転車競技大会」が29日、豊橋競輪場で開かれ、同地区の愛知、岐阜、三重、富山４県の各県から選抜された競輪選手61人が出場した。同競輪場をホームとする金子貴志選手がスプリントで19連覇を果たした。
　金子選手ら各種目の上位は、同競輪場で来年６月に開催される「全日本プロ選手権自転車競技大会」（全プロ）に出場する。
　この日はあいにくの雨となり、一部の種目は取りやめになったが、スプリントやケイリン、１㌔タイムトライアル、４㌔団体パーシュートなどが行われた。
　競輪場近くにある園の園児たちも訪れ、スタンドから大声で声援を送った。「頑張れ！」と叫んだり、選手の名前を言ったりした。選手らも喜んでいたという。
　表彰式では、各種目の１位がたたえられ、金子選手にはひと際大きな拍手が送られた。来年の全プロで優勝の期待がかかり、集まったファンを前に金子選手は「優勝目指して頑張ります」と力強く述べた。
　中部地区プロ大会は、日本競輪選手会中部地区本部が主催し、選手会の運営で行われている。全プロは、全国８地区から勝ち上がった選手が出場。豊橋市は初開催となる。
（中村晋也）