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県立工業高校の名称変更と学科の再編

 県は、グローバル化、デジタル化の進展に伴う産業界のニーズの変化に踏まえ、2021年4月から県立工業高等学校全14校の校名を工科高等学校に改称するとともに、未来を見据えた新たな学科・コースを新設・改編し、募集単位を見直すことを決めた。
 大村秀章知事が25日の定例記者会見で発表した。
 まず、校名変更については、これからの時代のモノづくりの担い手となる「工学」と「科学」の両方の知見を活かすことができる技術者を育成する学校にするため、県立工業高等学校全14校の名称を「工科高等学校」とし、「豊橋工業高等学校」は「豊橋工科高等学校」に、「豊川工業高等学校」は「豊川工科高等学校」とする。
このうち「名南工業高等学校」「瀬戸窯業高等学校」「起工業高等学校」「佐織工業高等学校」の4校は、市の名称などを用いてわかりやすく、それぞれ「名古屋工科高等学校」、「瀬戸工科高等学校」「一宮起工科高等学校」「愛西工科高等学校」に校名変更する。
 また、産業界のニーズの変化に対応するため、工業科を設置するすべての全日制高校学校おいて学科・コースの新設などを行う。
 具体的には愛知総合工科高等学校に理数工学に関する高度な知識・技術を学ぶ「理工科」を新設。名古屋、一宮、豊田、刈谷も4工科高等学校にはAI・IoTを活用した自動運転システムなどの技術を学ぶ「IT工学科」新設。小牧、一宮起、岡崎、碧南の4工科高等学校には環境に優しい工業製品の品質検査や分析などの技術を学ぶ「環境科学科」を新設する。
 また、来年度から豊橋工業高等学校に新設する「ロボット工学科」を2021年度には瀬戸、春日井、一宮起、愛西、半田、豊川の6工科高等学校にも拡充、計7校とする。
さらに、モノづくり現場から女性の力が求められていることから、将来「モノづくり女子」として活躍でき、男女共同参画の視点からモノづくりをしながら仕事と家庭を両立できる人材を育成するため、春日井、小牧、一宮起、豊田、岡崎、碧南、刈谷、豊川の8工科高等学校に「家庭総合」などの科目を多く履修する「生活コース」を新設する。
そのほか、生徒の募集については、中学生の進路ニーズを踏まえ、入学時には学科を選択せず、2年次から学科を選択できるよう、複数の学科をまとめて「括り」で募集する方式を採用する。
大村知事は、校名の変更、学科の改編などについて「急速に進む技術革新に対応できる人材を育成するのが狙い。優秀な人材を育成し、日本一のモノづくり県である県の更なる発展につなげてまいりたい」と述べた。
(後藤康之)

 県は、グローバル化、デジタル化の進展に伴う産業界のニーズの変化に踏まえ、2021年4月から県立工業高等学校全14校の校名を工科高等学校に改称するとともに、未来を見据えた新たな学科・コースを新設・改編し、募集単位を見直すことを決めた。
 大村秀章知事が25日の定例記者会見で発表した。
 まず、校名変更については、これからの時代のモノづくりの担い手となる「工学」と「科学」の両方の知見を活かすことができる技術者を育成する学校にするため、県立工業高等学校全14校の名称を「工科高等学校」とし、「豊橋工業高等学校」は「豊橋工科高等学校」に、「豊川工業高等学校」は「豊川工科高等学校」とする。
このうち「名南工業高等学校」「瀬戸窯業高等学校」「起工業高等学校」「佐織工業高等学校」の4校は、市の名称などを用いてわかりやすく、それぞれ「名古屋工科高等学校」、「瀬戸工科高等学校」「一宮起工科高等学校」「愛西工科高等学校」に校名変更する。
 また、産業界のニーズの変化に対応するため、工業科を設置するすべての全日制高校学校おいて学科・コースの新設などを行う。
 具体的には愛知総合工科高等学校に理数工学に関する高度な知識・技術を学ぶ「理工科」を新設。名古屋、一宮、豊田、刈谷も4工科高等学校にはAI・IoTを活用した自動運転システムなどの技術を学ぶ「IT工学科」新設。小牧、一宮起、岡崎、碧南の4工科高等学校には環境に優しい工業製品の品質検査や分析などの技術を学ぶ「環境科学科」を新設する。
 また、来年度から豊橋工業高等学校に新設する「ロボット工学科」を2021年度には瀬戸、春日井、一宮起、愛西、半田、豊川の6工科高等学校にも拡充、計7校とする。
さらに、モノづくり現場から女性の力が求められていることから、将来「モノづくり女子」として活躍でき、男女共同参画の視点からモノづくりをしながら仕事と家庭を両立できる人材を育成するため、春日井、小牧、一宮起、豊田、岡崎、碧南、刈谷、豊川の8工科高等学校に「家庭総合」などの科目を多く履修する「生活コース」を新設する。
そのほか、生徒の募集については、中学生の進路ニーズを踏まえ、入学時には学科を選択せず、2年次から学科を選択できるよう、複数の学科をまとめて「括り」で募集する方式を採用する。
大村知事は、校名の変更、学科の改編などについて「急速に進む技術革新に対応できる人材を育成するのが狙い。優秀な人材を育成し、日本一のモノづくり県である県の更なる発展につなげてまいりたい」と述べた。
(後藤康之)

カテゴリー:政治・行政 / 地域・教育

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