新城作手でドローンAED運搬実証実験
山間部で小型無人機(ドローン)を使ってAED(自動体外式除細動器)を運搬する実証実験が27日、新城市作手田代地内で行われた。重さ1・1㌔のAEDを積んだドローンは1・7㌔離れ、標高差約90㍍の場所に到着。県による実験は成功した。
実験は山間部過疎地域の山林で住民が倒れ、AEDが必要になった-との想定で行われた。名鉄グループドローン共同事業体(名古屋鉄道、中日本航空)が委託を受けて実施。機体管理をするプロドローン(名古屋市)、通信監理をするKDDIの2社が協力した。
午後1時22分、AEDを積んだドローンは作手田代の老人憩いの家を離陸。スギなど高い木々が立つ林の上を飛ぶため、上空50㍍以上を秒速4㍍ほどで進み、12分後に目的地の林道へ着陸した。
ドローンの飛行にはルート沿線となる地上部分の土地所有者の許可が必要。今回は道路と豊川水系である川の管理者から許可を得た。
県産業振興課次世代産業室の鷹見広志主査は「決められたエリアで2地点を飛行させることは成功した。今年度は課題の整理を行い、来年度はビジネスモデルの構築を目指したい」と話した。
(安藤聡)
山間部で小型無人機(ドローン)を使ってAED(自動体外式除細動器)を運搬する実証実験が27日、新城市作手田代地内で行われた。重さ1・1㌔のAEDを積んだドローンは1・7㌔離れ、標高差約90㍍の場所に到着。県による実験は成功した。
実験は山間部過疎地域の山林で住民が倒れ、AEDが必要になった-との想定で行われた。名鉄グループドローン共同事業体(名古屋鉄道、中日本航空)が委託を受けて実施。機体管理をするプロドローン(名古屋市)、通信監理をするKDDIの2社が協力した。
午後1時22分、AEDを積んだドローンは作手田代の老人憩いの家を離陸。スギなど高い木々が立つ林の上を飛ぶため、上空50㍍以上を秒速4㍍ほどで進み、12分後に目的地の林道へ着陸した。
ドローンの飛行にはルート沿線となる地上部分の土地所有者の許可が必要。今回は道路と豊川水系である川の管理者から許可を得た。
県産業振興課次世代産業室の鷹見広志主査は「決められたエリアで2地点を飛行させることは成功した。今年度は課題の整理を行い、来年度はビジネスモデルの構築を目指したい」と話した。
(安藤聡)